
イタリアカンパニア州サレルノ地方アマルフィの漁師町チェターラの特産に、アンチョビの魚醤があります。
先日BICEでのサレルノ料理の会食でも、使われていました。
「チェターラ産コラトゥーラ」とし、スローフード協会からお墨付き商品とし認定されています。
COLATURA(コラトゥーラ)とはイタリア語で濾過という意。
サレルノ湾で8月頃捕れたカタクチイワシ(アンチョビ)の頭と骨と内臓を取り除いたものを木樽の中で塩漬けにし、4か月熟成させ、染み出してきた液体を濾過したもの。
起源は古代・ギリシャ時代にまで遡るといわれ、宗教徒たちがクリスマスイブの晩餐のための質素な料理とし、使われていたそうです。
現地では、パスタの隠し味に少し加えたり、魚や野菜のグリルにかけたりして使われています。
ニョクマムや、ナンプラーのように、味もきつくないので、
私は魚料理には、繊細で上品なリグーリア州、インぺリア、サヴォーナ地方のタジャスカ種を使ったオリーブオイルを好んで使いますが、このオイルでドレッシングを作るとき、隠し味としこの魚醤を少し加えると美味しいのです。(冷やした完熟トマトにも!)
話をサレルノ地方に戻しますが・・・・
皆さん御存じですか地中海ダイエット発祥の地
それはここサレルノなんです。ヨーロッパで最初の医学校が設立され、食による健康医療法を考案したのです。
体に良い食材を日常的に食べ、バランスの良い食事を心掛ければ、健康維持できるとその有効性が立証されていたのでしょうね。
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