トリノの大聖堂には、処刑後のイエス・キリストの遺体を包んだといわれている聖骸布があり、キリスト教の中で最も神聖視されているものの一つとされ、今でも多くの謎に包まれたままのとてもミステリアスな聖遺物が、10年ぶりに一般公開されました。
定期的にイタリアにいる私の元へ訪れてくれる友人の愛読書でもあった、坂東 真砂子さん著の「聖アントニオの舌」を何年か前に頂き、その中でも「魔都トリノ~トリノの聖骸布~」に触れられていたので、拝観してみたいと思っていたのです。
4.36mX1.1mのこの布についての真相は、科学者間で立証するのは困難を極めており、論争が絶えない遺物。
本物にせよ、偽物だと言われようと、キリスト教巡礼者の方から崇拝されているものには変わりない貴重な遺産の1つにお目にかかれ光栄でした。
聖骸布が公開された、サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂から西へ数百メートル歩いたところに、ローマ法王から名誉を与えられたコンソラータ大聖堂があります。
ある盲目の聖人がこの教会内でキリストの幻を見、この大聖堂のシンボルも発見したという逸話が受け継がれている信仰深い教会。
バロック様式主体で、様々な祭壇や聖画を拝観する事の出来る見応えのある大聖堂です。
トリノに行かれた方は是非この大聖堂も参拝してみてください。
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