
風邪をひいたり、インフルエンザが蔓延したりして体調を崩しやすい厄介な時季。
日本でもたまご酒や、甘酒を飲み身体を温めるという風習がありますが、イタリアに限らずワイン普及率の高い地域では、寒さ対策や風邪の引き始めなどにハーブ入りホットワインを飲む風習や、寒い時季のお祭りの露店では振舞われていたりします。
ピエモンテ界隈ではホットワインの事を、VIN BRULE(ヴィン ブルレ)と呼び、この時季とっても重宝する飲み物です。
作り方は様々ですが・・・伝統的ピエモンテVIN BRULEのレシピには
500g・・・・赤ワイン
50g・・・・・砂糖
各3gずつ・・・スティックシナモン、クローブ、ナツメグ、黒粒胡椒
半個・・・・・・レモンの皮
ひとつまみ・・・カルダモン
1本・・・・・・バニラ
1枚・・・・・・セージ
少量・・・・・・ローズマリー
鍋にワインとすべての材料を加え、弱火でゆっくり混ぜながらハーブを煮出し、ワインが沸騰する直前で火を止めます。
シナモンには、胃や腸を正常にし、解熱、鎮痛作用有り。
ナツメグには、下痢止め、消化不良の改善。
クローブには、抗菌作用有り。
黒胡椒には、眼精疲労、不眠改善。
セージには、喉の痛みや抗菌作用に。
ローズマリーには、ストレスや不快感の解消に。
様々な効果をもたらすハーブ、その有効成分により体調もととのえられ、私のキッチンには様々なハーブが常備されています。
私は砂糖の代わりに蜂蜜を加えたり、カルダモンの代わりにショウガを一片加えるのが好み。
すっきりリフレッシュしたければ、清涼感のあるペパーミントをくわえるのもいいかもしれませんね。
高級ワインでなくても、安価なディリーワインや残ったワインで十分!
お好みのハーブを加え、皆さんも身体の芯から温めて、風邪も予防できるホットワインでこの冬を乗り越えましょう。

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