
ピエモンテ州アルバと言えば・・・言わずと知れた白トリュフの名産地。
そうここ近郊でしか、あの官能的な芳香は存分嗅ぐことが出来ない正に聖地。
レストランの中でも、町を歩いていてもフワッとこの刺激的な芳香が鼻をくすぐられる。
年に一度、この時季だけのお楽しみだ。
バイロンは、この強烈な芳香が創造性を書き立てるため、好んで書斎の机に置いていたというのも頷ける。
木の根元に出来る茸の一種だが、地中40cm程で塊状になる子実体。
海抜700以下、シリカを含む石灰質、粘土質の土壌で酵素濃度が高い土地に生育、風を直接受けない盆地、生育期には適度な降水量を要するもの。
今年は雨が全く降らず、土壌も乾ききっていたので不作の年とも言われたが、此処最近の恵みの雨のおかげで、小粒ながらもかぐわしい香りが漂う。
赤ワインの名譲地でもあるランゲ地方でもあるが、官能的でこの余韻にずっと浸っていられるのはどっしりした濃厚な赤より、酸味、ミネラルと果実実の控えめな、アロマティックで刺々しさのない円やかなフローラル、アカシアの蜂蜜が漂う白ワインが調和する。
官能的でこの気品ある芳香の余韻にずっと浸っていられるよう見事に合わせられるワインを見つけるのはかなり難しいかも。