4月は藤の花が町中に咲き誇り、甘い優しい香りが漂っていた。そうこうしてるうちあっという間に5月に入り、メルカートにも八百屋にも芽吹いて実った春野菜が勢ぞろい。
これこれ、私の春野菜の好物、ホップの新芽。
南ピエモンテこの界隈では、ユーベルティーヌという名で親しまれている。イタリア語ではLUPPOLO(ルッポロ)。野生のアスパラガスとも呼ばれている。
春先一瞬出回るだけでの旬食材で、この食材だけはメルカートの八百屋でもなかなかお目にかかれない・・・。なので見つけたら即買いせずにはいられない旬食材でもある。
シャキシャキ感がたまらないので、オリーブオイルとにんにく(アーリオ・オーリオ)で軽く炒めるのが好き。
4月中旬から出回り始めるのが、このソラマメ。
イタリアでは生食。日本のソラマメより豆が小粒で、細長いのが特徴。
ちょっとほろ苦くて、サラミやチーズのように塩味がきいた食べ物と組み合わせたり、塩につけながら食べるのが主流。
イタリアで迎えた初めての春、莢ごと手渡された時、「本当にそのまま?大丈夫???」って不信感を抱いたが、今となってはこれを食べないと春の訪れを感じられない、なんとも病みつきになる逸品となってしまった。
このソラマメには、クセがあり塩気のきついペコリーノチーズ(羊のチーズ)を合わせたりするが、私は地元産のチーズやサラミをチョイス。
ピエモンテのサラミは、ブラックペッパーが効いたのが特徴でもあるし、程よい脂肪分が口の中でとろける。
地元ピエモンテ州クネオ県産のチーズ、TESTUN(テストゥン)。
牛、羊、山羊で作られた混合乳チーズで半硬質タイプ。
最低熟成期間4ヶ月からで、重さ5~7kg、大きさ30~35cmとかなり大きめ。
名前のTESTUNとは、ピエモンテ南部方言でイタリア語ではTESTARDO、TESTA DURA、直訳すると石頭、頑固者。
表面の皮はガチガチに固いのだけど、切ってみると案外柔らかく、味わいも実に円やかで食べやすい。
こんな名前を付けられて、ちょっと気の毒なチーズ・・・。
TOMA(トーマ)チーズ。ピエモンテ州全域で作られているチーズで、原料は牛乳が基本だが、地域又は工房により山羊、羊の乳を加えたり、大きさや形、熟成期間も異なる。
TESTUNが柔らかい味なので、もうひとつはちょっとピリ辛なTOMA STAGIONATA(トーマ・スタジョナータ)、熟成チーズをチョイスした。
ポー川源泉地のモンヴィーゾ山ポー渓谷の入り口にあるマルティニャーナ・ポー村産、サルッツォ近郊で作られているものにした。
食用とし大事に育てている家の下の老夫婦のモスカート(マスカット)の新芽もグングン成長しているし・・・・
家の周りの新緑もどんどん濃く色づき始めている5月上旬の南ピエモンテより。