南仏備忘録2013

南仏ぶらぶら旅。

南仏ではロゼを飲むべしの如く、何処でも食事のお供に冷えたロゼワインを頂いていました。

何でしょうこの軽やかで心地の良い飲み口。イタリアのロゼワインはもう少し骨格がはっきりどっしりしているので、軽やかさを求めるのであれば白をってなってしまうのだけれど、南仏のロゼはどの料理にも合わせやすくスイスイ飲めてしまい、淡い色合いのサーモンピンクが一段と食卓を華やかにしてくれる名脇役。



今回はアルプ・オート・プロヴァンス県のFORCALQUIER(フォルカルキエ)近郊に滞在したので、この周辺のAOC COTEAUX DE PIERREVERT(コトー・ド・ピエールヴェール)産のものや、南下しては、COTES DE PROVENCE(コート・ドゥ・プロヴァンス)産のものを、行く先々で嗜む嗜む!

言わずと知れたイタリア赤ワインの名譲地の南ピエモンテから訪れる身としては、我が土地にはない品種、シラー、グルナッシュ、カリニャン等を使っての醸造と軽やかさが妙に新鮮。
(昨今のピエモンテでは軽くて飲みやすいワインより、多少なりともバリックをきかせた醸造を好むワイナリーが殆どだから尚更そう感じるのかもしれない・・・)


料理も夏らしいラタトゥイユに、フレッシュでクリーミーな山羊チーズの上にカッリカリのクランブルをのせたものや・・・・

彩り豊かでボリューム満点なニース風サラダも野菜不足になりがちな旅のお助け品。

ザ・鮭定食 フレンチスタイル


柔らか~い牛肉のグリーンペッパーソース(写真上)にマスタードクリームソース(写真下)






内装も雰囲気もポップでキュートな南仏。西リグーリアや南ピエモンテと国境を接し、長年この界隈に住んでいるので、たとえ言語が違えども親近感が沸き、安堵感が広がる地。

今春ローマへ滞在した際、同国のイタリア人でもこうも州により人柄や雰囲気が変わってしまうのか・・・と再確認してきたばかりだもの!

今回はラベンダー畑と峡谷巡りが目的の旅だったので、次回は南仏ワインたちだわ!

南仏でシャンブル・ドットに泊まろう!

Chambre d’hotes

シャンブル・ドット・・・・・一般家庭の空き部屋を客室に改装し、旅行客に朝食も含め提供する民宿、BED&BREAKFASTみたいなものかな。

前回はスケジュールの都合上、日帰りの強行突破な旅であった為、今回はこの南仏ならではの民宿に滞在したかったのです。

温暖な気候とのんびりした田園風景、広大な敷地が広がる南仏ならではのカントリースタイルを身近に感じられるこのような民宿は、ほっこり和む場所のひとつでもあります。

美味しい野菜や出来立てチーズを提供してくれる、イタリアのアグリ(農場経営型宿泊施設)も勿論イタリアらしさ満載な宿泊スタイルですが、規模ももう少し大きくなってしまうのに対し、シャンブル・ドットは本当にこじんまりとしていて、友人宅のお部屋にお泊りに行くという感覚や、南仏カントリースタイルの内装、昔家族の誰かが使っていたようなアンティーク家具を引っ張りだしてきたような手作り感がとても可愛らしくて温かみがあるのも私にはとても魅力的です。




窓を開けると、ローズマリーやタイムなどの様々なハーブの香り、緑の草原、元気いっぱいに咲くひまわり、黄金色に輝く小麦畑、このような自然が作り出す光景に浸れることが、本当に優雅極まりないと思える私の気分転換、パワーチャージ源!



手作りジャム、バター、ヨーグルトに、宿泊客と同じテーブルを共にし、後ろではマダムが暖かいミルクを用意してくれながら、同日に宿泊していた夫婦はどうやら隣町から来ていたようで、マダムととりとめのないおしゃべりをしていて、それに耳を傾けるのも楽しかったぁ。



看板なんて掲げてないから、田舎の畦道を探し当てて(ナビがあるから簡単に検索出来たけど・・・)、大きな一軒家の脇から普段着のおばちゃんが「こっち、こっち」と思いっきり手をふり合図してくれたり、わんこまでも見送りに出てきてくれたり、こういうアットホームなとこ、居心地のいい宿ってのは、また帰りたくなるんですよね~。

南仏の旅は自分のお気に入りのシャンブル・ドットを探してみるのも面白いですよ!

南仏ヒーリングスポット

残暑お見舞い申し上げます。

8月も後半に入り北イタリアピエモンテ南部では、ずいぶんと涼しく凌ぎやすくなりました。

毎朝起床し、IPHONE片手にイタリアと日本各地の天候と気温をチェックするのが日課ですが、私の実家のある広島は連日35度の表示・・・・。

今年は特に西日本が猛暑・・・・早くうだるような暑さが通り過ぎ、凌ぎやすくなりますように・・・。

さてさて、イタリアも祝日があったり、バカンス期で来客が入れ替わりたちかわりあったりと、前回のラベンダー街道散策記から間が空いてしまいごめんなさい!

ラベンダー街道をゆくはこちら

ヴァレンソール高原からさらに西のルート、ソー村やセナンク修道院辺りまで今年もドライブしに行きたかったのですが、今回は夫の希望も有りで、彼が幼少時に両親と良く訪れていた南仏内陸部にある峡谷をドライブしながら帰るというルートとなりました。

ヴァレンソール高原から東へ(イタリア方面)、切り立った岩壁にひっそり佇む集落Moustiers-Sainte-Marie(ムスティエ=サント=マリー)村を通り、Lac de Sainte Croix(サントクロワ湖)から、ヨーロッパのグランドキャニオンと称されている「ヴェルドン峡谷」へ!

Les Gorges du Verdun

アルプ=オート=プロヴァンス県にありヴェルドン川を挟み雄大に広がるキャニオン、石灰石剥き出しの荒々しい断崖絶壁。

北側のルートは見下ろすように、南側は見上げられるルートとなっているようで、今回は北側へ!

所々にビュースポットがあり車を停め見下ろすことができるのですが、この日は悪天候でもあったため、雨雲と時折強風、目の眩むような高さから覗き込む垂直壁は、刺々しく物凄い威圧感。

晴天ならば谷間を流れるヴェルドン川がエメラルドグリーン色に、今回のドライブでは見れずじまいになってしまったけれど、真夏の炎天下での運転ではなかったので、岩肌を切り崩したくねくね曲がった車道をゆっくり快適にドライブできたのは、それはそれでよかったのかも。


ヴェルドン峡谷を抜ける頃には晴れ間も見えはじめ、ヴェルドン川が注ぐ小さな湖もご覧のように発色に~!

それから・・・・Castellane(カステラーヌ)村を抜け、赤い峡谷と称されている二つの谷、ダルイ峡谷(Gorges de Daluis)と、シアン峡谷(Gorges du Cians)を目指しさらに東へ東へ。

石灰石の白い岩肌から、突如紫色帯びた赤い岩壁出現。





ニース北部の山岳部アルプマリティム県にあるこの二つの峡谷、岩石に含まれる鉄が地表に露出し酸化したため赤く色付き、ごつごつしたトンネルや、崖すれすれの車道、立ちはだかる岩壁はリアルに再現されてるっ!ではなくて正真正銘本物!



このふたつの峡谷の中で特に気に入った場所がシアン峡谷にある遊歩道Grande Clue(グランクリュ)。

岩が降ってきそうなど迫力だけど、遊歩道脇に流れるシアン川のせせらぎと、岩壁の隙間から降り注ぐ陽光・・・・自然の恵みに感謝!身近に触れれる場所に生活できている有難さ。

ほんの少し歩いただけですが、何とも言えぬ爽快感!浄化作用抜群のヒーリングスポットです!


突如岩が白っぽく戻りミルフィーユのような地層に。アルプス造山運動実に興味深い!

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