収穫の秋☆搾りたてピガートジュース

西リグーリアの土着品種PIGATO(ピガート)の収穫期中にSAVONA(サヴォーナ)近郊にあるワイナリーへお邪魔してきました。

たわわに実った房、葡萄の葉のすき間から差し込む夕刻の陽光、静まり返った葡萄畑に潮風が何とも言えない情景でした。



葡萄が熟成すると果皮の表面に褐色の斑点が現れてくるのが特徴の品種PIGATO(ピガート)。
リグーリア方言で斑点や染みのことを「ピガ」と呼ぶことから名付けられたもの。

熟した実はとても甘くてみずみしくて芳醇な香り!生食用にぶどう狩りしたい気分でしたよ。

段差や日当たり角度が異なる為、糖度を測りながら区間分けし収穫していくのだそう。


サヴォーナから西のSPOTORNO(スポトルノ)~FINALE LIGURE(フィナーレ・リグレ)間の内陸部MANIE'(マニエ)にあるワイナリーTERRE ROSSE(テッレ・ロッセ)。粘土質で赤茶色なのが特徴な土壌である為、「TERRE ROSSE(赤い大地)」と命名。



圧搾されステンレスタンクに入れられた直後のものを味見・・・・一言で表現するならMIELOSO「ミエローゾ(蜂蜜みたい)!!!!」
それにパイナップル果汁を少し加えたような感じ。


サヴォーナ土着品種のLUMASSINAやPIGATOを使った醸造法の異なるものを色々と試飲。ここのワインは安定感があるのが好き。PIGATOって気品漂うフェミニンな感じがいいのよね。

2013年の葡萄生育はばっちりだったそう。出来栄えが楽しみです。

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CHEESE 2013 <ブルーチーズ編>

ブルーチーズは牛乳や羊乳から作られる青かびにより熟成を行うナチュラルチーズで、殆どのものが青かびを外皮ではなく内部に繁殖させるため、空気の隙間もうまい具合に調節しながら生育させなければいけないチーズ。

イタリアでは数少ないタイプのチーズですが、イタリアン・ブルーチーズといえば、やっぱり皆さんもご存知のゴルゴンゾーラではないでしょうか。

ゴルゴンゾーラに関しては、ロンバルディア州ミラノ近郊のゴルゴンゾーラ村で作り始めたといわれていたり、ミラノの大司教アンスペルト・ダ・ピアッソーノが881年に自身の遺言書の中でゴルゴンゾーラの原形らしきものについて記述されていたのだとか。

チーズというのは昔からヨーロッパの人々の生活に浸透していたものでもあるし、奥深い長い歴史を持つ食べ物で、ワインと並び私にとっては永遠に探求し続けていくものなんだな~って思います。だって一筋縄ではいかないですもの!

と熱く語っていますが、特にブルーチーズのような高脂肪タイプのものは頻繁には我が家の食卓に上がることはありません。毎食後チーズで〆るというようなフランス式でもないので、こういうチーズの見本市で少しづつ購入したり、レストランでチーズプレートを頼んだりといった具合で味わったりかな。


さて私が好きな青かびチーズはイギリスのSTICHELTON(スティチェルトン:写真上)

スティルトンと同じイギリスのNottinghamshire(ノッティンガムシャー)で作られたものですが、スティルトンは原料となる牛乳を低温殺菌するのに対し、このスティッチェルトンは、無殺菌乳から作られるのが特徴。

チーズ職人JOE SCHNEIDER(ジョー・シュナイダー)氏によって手がけれれており、口の中に残る余韻が大好きなんですこのスティッチェルトン!とっても香ばしくて滑らか、ブルーチーズ特有の鼻につくようなにおいや、舌をさすような強烈なピリピリ感もくどくなく、とても調和がとれている。

ロンドンの人気チーズ専門店 NEAL’S YARD DAIARY (二ールズ・ヤード・ダイアリー)からの出品でした。


イギリスのブルーチーズの代名詞STILTON (スティルトン:写真上下)



フランスからはお馴染みパピヨン社のロックフォール。スティルトンやゴルゴンゾーラは牛乳で作られるのに対し、ロックフォールは羊乳から作られるのが特徴。(写真上下)

フランス南部のミディ=ピレネー地域圏アヴェロン県にあるロックフォール・シュルー・スールソン村の洞窟の中でパンに青かびを発生させ、洞窟内に流れ込む隙間風フルリーヌによって温度と湿度が常に一定に保たれている洞窟内にて熟成されたチーズ。

濃厚な甘口デザートワインがあればいくらでもいけてしまいそうです・・・・。



続いて冒頭でも触れたゴルゴンゾーラ。現在ではピエモンテ州のノヴァーラ、ヴェルチェッリ、クネオ県全域、ロンバルディア州のベルガモ、ブレーシャ、コモ、クレモナ、ミラノ、パヴィア県の全域と広範囲で作られており、第二次世界大戦後以降、熟成期間が短く(約60日間)、マイルドでクリーミーなタイプ「ゴルゴンゾーラ・ドルチェ」も作られるようになり食べやすくて私はこちらのタイプの方が好きなのですが、真のゴルゴンゾーラを食べ育った義父(1929年生まれ)にしてみれば、どうもドルチェはしっくりこないようで、彼はゴルゴンゾーラ・ピッカンテを好むよう。

写真上はゴルゴンゾーラ・ドルチェとシャンパンを混ぜ合わせたもの。毎回お目見えしているのだけど、ロンバルディア州はイタリアのスプマンテ名譲地のひとつのなのに、何故にシャンパーニュを合わせるの?っていつも思ってしまう・・・・。ゴルゴンゾーラ&フランチャ・コルタの方が相乗効果があがるってもんですよね~。

お味は・・・・・と問われるとAMAROGNO(アマローニョ:ほろ苦い)。口の中に苦味が残るので、シンプルに食べるのがやっぱり一番!人それぞれですけどね。
ゴルゴンゾーラ・ドルチェ(写真下)



BLU DI BUFALAは水牛乳でつくられたブルーチーズ。ロンバルディア州ベルガモのCOLOGNO AL SERIO(コローニョ アル セーリオ)にあるチーズ工房 QUATTRO PORTONI(クワットロ・ポルトーニ)で作られているもの。
熟成チーズの他にも、BUFALA(水牛)乳を使用し、モッツァレッラ、リコッタ、ヨーグルトなども作っています。


BLU DI CAPRAは山羊乳で作られたブルーチーズ。クネオ近郊、CERVASCA(チェルヴァスカ)のICEA認定の協同組合FAMU'(ファム)産。
(ICEA:ISTITUTO per la Certificazione etica ed Ambientale=論理と環境のための認証協会)

FAMU’はヨーグルト生産が盛んですが、昨今ではチーズ作りも研究を重ねているようで、特にこのチーズはインパクト大、強烈!


スペインからは、牛、羊、山羊を混乳させてつくった「カブラレス」。成型し2~3週間寝かせた後、自然に出来た石灰岩の洞窟の中で2ヶ月間熟成させ、その洞窟内に浮遊するカビがチーズに付着し、刺激的な味わい、風味が内側へ広がっていくのだそうでう。
それにしても50ユーロ/KGとは、他のチーズに比べ倍額ですね.。

ブルーチーズだけでも、こんなに製造方法や熟成方法が異なるのは実に面白いですよね。
いつかじっくりチーズの故郷を訪ね歩く旅がしてみたいものです。

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CHEESE 2013 <チーズの祭典>


CHEESE 「チーズ」、隔年スローフード発祥地、スローフード協会国際本部があるピエモンテ州クネオ県ブラ市において世界各国のチーズが集結するチーズの祭典。

今年は9月20日から23日の4日間開催されました。

DOP(原産地保護呼称)認定の特定の生産地において伝統的な方法により、加工および調整された様々なチーズや、PRESIDIO (プレシーディオ→良質でその土地の環境に適し伝統製法に基づき加工されたものや特定の地域で作られている農産物、少数、限られた生産者が作るものを地理的にも歴史的にも現在消滅の危機にあるものを守っていこうというプロジェクト)に認定されている乳製品が一堂に介し、町をあげての一大イベント!

通常の見本市や展示会のように入場料設定があるわけでもないので、メルカート(市場)を物色しているかのようだし、堅苦しくなく個々に思う存分楽しめるから面白い!チーズ好きには待ち遠しい、私たちも隔年に開催されるこの祭典毎回心待ちにしています。

せっかくチーズの名産地クネオ県で開催される祭典なのに、ピエモンテ州産ブースのクネオ産のチーズ工房からは半硬質タイプや軟質チーズばかりで、私が普段食べているフレッシュチーズは全く出品されておらず・・・・出来立てのリコッタやトミーノのミルキーで繊細な名産物を味わっていただけないのが非常に残念だわぁ・・・・と毎回心の中で呟き不満を募らせてしまう私。

ですからチーズの祭典へピエモンテチーズを目的に来られている方、このイベント内で物色されるより、近郊のチーズショップ、ガストロノミーショップ、メルカートへ行かれるほうが、より豊富なクネオ産のチーズを見ることが出来ますよ!

随分と前置きが長くなってしまいましたが、このCHEESEイタリアンブースにおいて、私がいの一番に駆けつけるところ・・・・

それはプーリア州のBURRATA(ブッラータ)!!!

鮮度が命のチーズなので、直送チーズを生産者さんから買いたい!



牛乳製のモッツァレッラであるフィオーレ・ディ・ラッテの中に、その同じカード(凝乳)を小さく切って生クリームと混ぜ合わせたものを詰めたフレッシュチーズ。

モッツァレラチーズより大きいので、ひとつ食べれば堪能してしまうけど、イタリアンチーズの中でお気に入りのひとつ、遥か彼方南部の特産品を生産者直で購入できることは滅多にないから、愛着もさらに沸くってもんですよ。

その他のチーズは次回のお楽しみ!

そうそう、夏の間家の上の山間部で放牧されていた、牛や羊たちが下山してきましたよ。


家の裏の草原でひとやすみ。この界隈で見かけるのは、真っ白い体格のファッソーネ牛。
このような茶の斑なのや、真っ黒の牛が物珍しくてつい、何度もシャッターを切ってしまいました。

美味しい空気に美味しい草、自然放牧でのびのび育てられた牛たちの艶やかな毛並み!

このような環境がそのまま乳の品質に反映しているのがチーズを食べてよく分かります。

美味しいものを食べさせてくれている感謝の意を込め、動植物たちが難なく育てる環境を守っていかなければ・・・・と昨今の世界の醜いニュースを見て思う今日このごろです。


な~んて思い耽てたら、ドドドドーッと別の大群のお通り・・・・・・。


すっかりモコモコ、ふわふわ冬支度万全になって戻ってきた羊ちゃんたち~。なんだかハイジになったみたいです(笑)

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西リビエラで海水浴

すっかり秋めいてきました。先週まではまだ海水浴日和だったのに・・・。

此処はリグーリア州西海岸(西リビエラ)サヴォーナ県にあるVARIGOTTI(ヴァリゴッティ)、いつも私達が海水浴を楽しんでいるところ。

9月初旬が人もまばらだし、駐車場も確保しやすいし・・・・。(リグーリアは土地が狭く夏季時の海岸線での駐車は大変!)






BANDIERA BLUE(ブルーフラッグ)の授与数がイタリア国内最多のリグーリアでは海岸線でなびいている青い旗をよく見かけます。

FEE (国際環境教育基金)により、毎年海水浴シーズン前の厳選審査において、水質、環境管理や安全性の基準をクリアした「透明度の高い美しい海」に授与されるこの旗、リグーリアビーチはこの基準が施行され国内で初の認定を受けた州でもあるし(1999年)、2013年の今季は20の市町村で授与、そのうちサヴォーナ県内のビーチが半数を占めています。

2013年リグーリア州 「BANDIERA BLUE」認定市町村は下記参照。

LA SPEZIA県
・Ameglia-Fiumaretta (アメーリアーフュマレッタ)
・Framura (フラムーラ)
・Lerici (レリーチ)

GENOVA県
・Moneglia (モネーリア)
・Lavagna (ラヴァーニャ)
・Chiavari (キアーヴァリ)

SAVONA県
・Varazze (ヴァラッツェ)
・Celle ligure (チェッレ・リグレ)
・Albissola Marina (アルビソーラ・マリーナ)
・Albisola  Superiore (アルビソーラ・スペリオーレ)
・Savona-Fornaci (サヴォーナーフォルナッチ)
・Bergeggi (ベルジェッジ)
・Spotorno (スポトルノ)
・Noli (ノーリ)
・Finale Ligure (フィナーレリグレ)
・Loano (ロアーノ)

IMPERIA県
・San Lorenzo al Mare (サンロレンツォ アル マーレ)
・Sanremo- Impeatrice  (サンレモーインペアトリーチェ)
・Camporosso (カンポロッソ)
・Bordighera (ボルディゲーラ)


夕暮れ時は、近くのNOLI(ノーリ)を散策して帰るというのが、いつものお決まり。

ここは美しい集落 (Borghi piu’ belli d’Italia)にも認定されている、こじんまりした可愛らしい町。

谷間にある村なので、午後には日陰になってしまう町。日光浴後の身体にはちょうど良いけど、リグーリア特有のカラフルな家々や路地裏を楽しまれるのであれば、この町の観光は午前中がお勧めです!






西リグーリアの白ワインといえば、PIGATO!地ワインVARIGOTTIで造られているPUNTA CRENA (プンタ・クレーナ社)でアペリティーヴォ!

果実味と程よいミネラルと、ハーブの芳香が何とも心地よいピガート・・・・。

リグーリアのあんな土地が狭く限られた斜面での葡萄栽培は本当に大変!そんな環境を知っているからこそ、こんなに美味しいワインを造ってくれ提供してくれる生産者さん達に感謝!感謝!

Colline Savonesi (サヴォーナ丘陵地)で造られている地ワイン達も結構面白いんです!

季節の変わり目ゆえ、皆さんもどうかくれぐれもご自愛くださいね。

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