VALENTINE DINNER 2014


昨夜はヴァレンタインでしたね。

日本では女子が愛の告白日としチョコ選びに念入りになったり、お世話になってる方への義理チョコ購入に大忙し、女子軍にとってもチョコレート会社にとっても奮闘日!
バレンタイン発祥地イタリアでは、「男女の愛の誓いの日」とし、男性から花束のプレゼントとか、レストランでヴァレンタイン特別メニューをゆっくり食べたりというのが主流。
両国バレンタインの風習が全く異なるので、ヴァレンタインデーにイタリアへ旅行される方は、レストランでイタリア人カップルに紛れ、ヴァレンタインディナーを楽しんでみるのも良い想い出になるのではないでしょうか。
因みにイタリアがヴァレンタイン発祥地の謂れがあるのは、ローマの北75km程にある町「テルニ」、古代ローマ時代のテルニの殉教者であったヴァレンティーノ司教の元を訪れた数々の恋人達は幸福に導かれ、彼の命日に因み2月14日は「聖ヴァレンティーノ」とし、愛の守護聖人を祭る日となったのです。

さて今年はゆっくりまったりキャンドルを灯し、家ディナーを楽しみました。
去年のクリスマスも、正月も実家で過ごさせてもらい、それの恩返しもあったので・・・。
スプマンテは我が家ではお祝い事には欠かせない、Ferrari社のPerleを。
シャルドネ種100%、60ヶ月以上瓶内熟成され、極め細やかでやわらかな泡立ちが何とも心地よいまさに、「Perle=ペルレ(真珠)」というネーミングにぴったりで、丹念に熟成された芳醇な味わいと果実味がとても上品、品質とコストのバランスが抜群で常備しているスプマンテのひとつでもあります。

前菜は近郊の食材を使い・・・・
・ピエモンテ牛のカルパッチョレモン風味オイルのマリネ
・羊乳のフレッシュチーズの粉末燻製唐辛子の香り付け
・パプリカのバーニャカウダソースがけ (バーニャカウダ用のニンニクは皮ごと芯まで柔らかくなるまで湯がいて下準備してから作ると、口当たりも香りも円やかなソースに仕上がります)
・カリフラワーのキッシュ


プリモピアットは、ピエモンテ風ラビオリ 「プリン」。「つまむ」という方言からネーミングされた詰め物パスタの一種、両端を摘みながら切り分けて作り、コロンとした一口サイズのラビオリ。 肉入り詰め物が主流ですが、ここはあえてあっさりホウレン草とリコッタチーズに!

近所で作られている出来立てのバターに、自家栽培セージで、シンプルなセージバターのソースに茹でたてのプリンをからめて!


メインは主人が担当。ピエモンテ牛ファッソーネを、暖炉の炭火でレア焼きに!

焼き方はフィオレンティーナ風(トスカーナ地方のキアニーナ牛は、焼く寸前肉を水の中に浸し、強火で4~5分焼き、表面にカリカリの香ばしい焼き目をつける)。
ピエモンテ牛ファッソーネと、トスカーナ牛キアニーナは、イタリアの2大牛肉ブランド。
肉質とし、ピエモンテ牛のほうが脂身が少なく栄養価が高いのが特徴、あっさりしていて柔らかく良質な肉を取り扱うお肉屋さんと知り合いになる!は、ピエモンテで生きていく上で必須です。
メインはすでに赤ワインに移行(笑)、BARBERA PINEROLESE 2008 (トリノ南西ピネローロ地域で造れてているバルベーラ・ピネロレーゼ)を!

外食して時間をゆっくりかけてレストランで食事をする事はありますが自宅では久々。たまには雰囲気変えてテーブルセッティングして、ゆっくり食事とワインと会話を玩味する時間も作らなければいけないなと思った2月14日聖ヴァレンタインの夜。

にほんブログ村

日々更新の励みになります。
上記「イタリア情報」へ応援クリックお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Proudly powered by WordPress | テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑