バローロ・ボーイズ

バローロ・ボーイズ・・・・
タンニンの強いバローロワインを、革新的に変えていき、モダンバローロを生産し始めた造り手たち。


先日、大阪の友人がはるばる訪ねてきてくださり、アカデミックにワインを研究している彼女とのワイン談義は尽きる事がありませんでした。

彼女からのリクエストもあり、今回はバローロ村近郊のラッモッラ・アンヌンツィアータにあるこの改革に取り組み始めた第一人者、ELIO ALTARE(エリオ・アルターレ)氏のワイナリー視察へ。

代々受け継がれてきた伝統的な醸造技術を改新するため、父親との大葛藤の末、見事に結果を出した素晴らしい彼のワインの数々。


バローロを造るための土着品種ネッビオーロ種の昔の大樽醸造は、酸化や劣化を招きやすかったため、飲みにくいワインとされていたところ、果汁と皮のコンタクトの時間を減らし、熟成は225Lのフランス産オークバリック樽での熟成にしたことにより、渋みが口に残らないまろやかで果実味溢れる気品あるワインとし、世界各国で持て囃されるようになりました。

この小樽、購入額一樽700ユーロ。
2,3年に一度は買い替えないといけないそうです。


ガラス越しからの景観・・・
どのワイナリーを訪問しても、自慢の畑をちゃんと見渡せる設計にしてあるんですよね!

この眺望はELIO氏を師匠と仰ぎ隣接するワイナリー MAURO VEGLIO(マウロ・ヴェリオ)氏のところへお邪魔して・・。

此方のワインも素晴らしく、同じ土壌、日当たりで栽培された葡萄でも、果皮を醸す期間や樽熟成される微妙な違いで、ここまで味が変わるなんて・・・料理と一緒で奥が深いですよね。


ランゲ地方の何処までも波のように緩やかに続く丘陵地帯の景観をみなさんにも。

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