アルプスのローマ アオスタへ!

週末はトリノから110km程北西のピエモンテ州に隣接する、ヴァッレ・ダオスタ州の州都アオスタへ行ってきました。今回の目的は先月姪っ子ちゃんが誕生したので、玩具を探しに!
近場の玩具屋でも木製玩具を探し回っていましたが、デザインはドイツやスイス製でなかなか良いのに、製造は中国なので色付けが安っぽい・・・・。塗りたくられているので、せっかくの木の質感が台無しになっているものが多かったので、結局雪解けを待ち、木製品が名産物でもあるアオスタ州へ行ってきました。

アオスタへは、トリノから高速道路が直結してあるので行き易いのですが、時間に余裕がある方又は、イタリアワイン愛好家の方はIVREAを抜け、CAREMA辺りまで高速を使い、その後は高速脇を同じように走る国道走行がおすすめ。
CAREMAを通り抜けアオスタ州入り、DONNAS、CHAMBAVE、NUS、QUARTの、切り立った岩肌にへばり付く様に植えられた葡萄畑に、急斜面で不毛の土地ながら人々が知恵を絞り、3000、4000m級のアルプス山脈に囲まれた厳しい気候の条件下で栽培されてきた歴史を目の辺りに出来圧巻だからです。
その合間合間には、要塞や、侯爵家のお城や塔が数多く残っているので、それらもじっくり見ることができます。

メインストリート中心部にある市庁舎


ドーラ・バルテア川とプティエール川の合流点に位置するアオスタ、フランスとスイスへの分岐点で、戦略上起点にする場所とし絶好であったため、初代ローマ皇帝アウグストゥスにより町が建設され、「アルプスのローマ」と称され、メインストリート界隈に、凱旋門や、城壁、円形劇場、地下回廊など現在でも数多くのローマ遺跡が点在。

プレトリア門


サントルソ教会の12世紀ロマネスク様式の回廊


アオスタ工芸品


今回は観光目的ではないので、ゆっくり見物は逃したものの、アオスタのご当地ものはしっかり頂いてきましたよ。
メインストリートにあるエノテカ、LA VINERIA di via Sant’Anselmo
アオスタ州のワイン販売と、店内奥ではイートインスペースがありシンプルですがご当地ワインと軽食をつまめるお店。





アオスタ名物の、ラルドとサラミとチーズ盛り合わせ、アオスタ牛のタルタル、アオスタ特産物のキャベツのサラダは、マロンが散りばめられていてサラダの味付けの塩味と栗の甘さのコントラストが面白い味わいで、山羊のクリーミーで濃厚なチーズが添えられていました。

ワインはアオスタの白、BLANC DE MORGEX ET DE LA SALLEを!
ヨーロッパ一標高の高い場所1200m付近で栽培されている白葡萄PRIE’ BLANCを使い造れているブラン・ド・モルジュ・エ・ドゥ・ラ・サレ、CAVE DU VIN BLANC社のRAYONを。
19世紀後半にヨーロッパを襲ったフィロキセラの害虫災害の打撃を受けることなく、現在でも接木なしで栽培されている貴重な葡萄、凝縮されたアロマとミネラルのバランスが抜群!
モルジェのワインの中で外せないワイナリーのワインをすかさず注文。


食事を終え、目的の品物も見つける事が出来、夕暮れ時のアウグストゥス帝の凱旋門を後にし帰路に就きました。


ヴァッレ・ダオスタ州で最も有名なお城、13世紀建築、シャラン家のフェーニス城、いただきに残る真っ白い雪の山脈に囲まれ、ライトアップされたお城は浮かび上がってるかのようで、とっても幻想的でした。

イタリアは州が変われば全く別の趣を見せる・・・・この不思議な感覚、毎回新たな発見があり探求は尽きることがありませんね。

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アオスタ風コーヒー 「グロッラ」

冬期休暇を利用し、友人たちがスキーを楽しんでいるVALLE D’AOSTAへ遊びに行ってきました。

「アオスタの渓谷」と名付けられたこの州は、イタリアの最西北に位置しスイスとフランスに国境を接しており、REGIONE AUTONOMO(州議会が様々な特権を持つ特別自治州)であるため、

独特な雰囲気を持つ魅惑な州でもあります。 トリノからも2時間程で州都のアオスタの街まで辿り着けるし、西北から東南へと流れている ドーラ・バルテーア川に沿いまっすぐに延びた高速道路、国道は非常に走りやすく、両脇には 城壁や要塞、絶壁に張り付いているかのように栽培されている葡萄畑、渓谷の合間から顔を覗 かせる雪山の情景は飽きさせる事なく、あっという間にアオスタまで辿り着きました。

アオスタ料理、ワインもなかなか興味深いのですが、今回はこの山岳地帯で生まれた、体も心も温まるアオスタ風コーヒーについて紹介したいと思います。


アオスタ風コーヒーを作るのに欠かせない道具、この「グロッラ」と呼ばれる木製の容器。

NOCE(胡桃)の木で作ったものを宗教儀式で聖杯になぞらえワインを飲みまわした事から始まったそうですが、現在ではブナの木などで作られたものが主流なのだそう。

まず殻の容器に・・・柑橘の皮(オレンジとレモン)、丁子を入れ、カップチーノを泡立てる容器の中に・・・

エスプレッソコーヒー4杯、その半分の量(つまりエスプレッソカップ2杯分)の地元産のグラッパ(葡萄の蒸留酒)を2種類、ジュネピー(高山地域のハーブで作るリキュール)ブランデー(此処ではイタリアのブランデー「VECCHIA ROMAGNA」を使用)を加え、ティースプーン4杯程のグラニュー糖を入れ、エスプレッソマシーンの蒸気で砂糖が溶けるまでよく泡立てる。

よく混ぜ合わされたコーヒーリキュールを容器の中に移し変え、火をつけアルコールを飛ばす!

ゆらゆらと燃える火をみんなで囲んで見るのも楽しみのひとつではないでしょうか。

容器口に砂糖をたっぷりまぶすので、火をつけることにより砂糖がカラメル状になり、蓋をきっちり閉められるので、持ち上げて飲む時、ズレ落ちることもない!


このグロッラで飲むコーヒーLA GROLLA DELL’AMICIZIA (友情の杯)と名付けられていて、いくつもの飲み口が付いており、両脇の穴を親指で塞ぎこのようにして飲み、隣の人は隣の飲み口から飲み、回し飲んでいくものなんですが・・・・

容器を口に近づけると、アルコールの蒸気が一気に鼻に入ってきて、とてもじゃないけどグイグイ飲めたものじゃない!

ということで、邪道ながら添えられていたストローでチビチビ啜るように頂きましたよ。

中味が空になるまで器を置いてはいけないので、回し飲みし続けるのが正規のグロッラの飲み方のようですが・・・厳寒な山岳地方で生まれた体も心も温まる飲み物、今回初めての体験。


友人夫妻が借りていたPILAのレジデンス、標高1000m程のところにあり、窓からはアオスタの夜景が広がり素敵で温かみのある可愛らしいレジデンスです。

今回のグロッラは此処で作っていただきました。



レジデンスの詳細
「Les Fleurs」
LOC. LES FLEURS N.26 11020 GRESSAN AOSTA
TEL:0165-592003
www.residencelesfleurs.it


あまりの可愛さにアオスタに下り、工芸品屋さんで3人用のグロッラを購入してしまいました。

今年は暖冬なのですが・・・・いつか友人たちにグロッラをお披露目できたらなと思いに耽ている今日この頃・・・・。

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