ビールは世界でもっとも多く飲まれている醸造酒で、ビールの呼び名はラテン語のBIBERE(ビーべレ=飲む)また、ゲルマン語のBEOR(べオレ=グレーンを発酵させた飲料)に由来するともいわれています。
ビール醸造としてヨーロッパでは、ドイツ、チェコ、ベルギー等が有名ですが、イタリアにも少数ですが地ビールのお店があります。
イタリア語で、ビールを提供する酒場をBIRRERIA(ビッレリア)、
ビール醸造者をBIRRAIO(ビッライオ)と呼んでいますが、美味しい地ビールが飲める店がピエモンテにもあります。
ランゲ地方PIOZZO(ピオッツォ)という村にあるBIRRERIA 「BALADIN(バラディン)」。
ここのオーナー曰くビールを醸造するのは、人間の思考、感情などを表現する芸術「音楽」のようだと考え、良質の水、麦芽、ホップ、酵母、スパイスのハーモニーが調和してこそ!と彼のビール造りの研究が始まったのです。

アンティーク調と、ポップなデザインが融合している店内。

ビールは、ワイン
の製法も開発したといわれている、メソポタミア文明のシュメール人により当時は「飲むパン」とし、麦芽を乾燥させ、粉末にし、水に浸して発酵させた飲み物が広く大衆に好まれはじめたのが、ビールの起源だといわれています。
古代エジプト、ローマ帝国時代、その後何世紀も試行錯誤を経て、中世ヨーロッパでビール醸造を洗練させたのは、ワインと同様に修道院で、ビール生産国として名高いベルギーでは、現在でも修道院で醸造されるビールや製法を受け継いでいるという話は実に興味深いですね。
現在のビールの原点ともいえる「ビール純粋令」を打ち出したのは、南ドイツのバイエルン公国、ヴィルヘルム4世(1516年)で、大麦、ホップ、酵母、水だけでビールを製造しなければならないという規定も作られました。

このBALADINにある、お試し飲み比べセット(7種類、10ユーロ)はこのように、螺旋上にセットされ、卓上へ。
手前の白濁したビールは、一番軽い「ISAAC(アイザック)」と名付けられたベルギー白ビール「ブランシュ」。ベルギーは、ドイツやチェコほどの良質なホップはとれなかったことから、ハーブやスパイス、フルーツを使用し醸造されるため、酵母やたんぱく質が白濁するのだそうです。
アルコール度も4.8%と軽め、爽やかな柑橘と、甘いスパイスの味わいが調和しアペリティフや、魚介類向きです。


(左より・・其々呼称が付いています)
ISAAC(アイザック)・・・ベルギー白ビール
BLONDE(ブロンデ)・・・ここバラディンで最初に造られた黄金色のピルスナ―ビール
BRUNE(ブルーネ)・・・・黒くなるまでローストし、麦から造られ苦みが強い、 アイルランドのスタウトビール
NINA(二―ナ)・・・・・・ホップが効いた苦みが程良い、ビターエールビール
NORA(ノーラ)・・・・・・エキゾチックな味わい、麦芽やスパイスも個性的なエジプトビール
OPEN(オープン)・・・・・アルコール度も、7,5%、後味はカシスの甘酸っぱさが残る
SUPER(スーぺル)・・・・アルコール度も8,6%、シナモンのスパイスの効いたパンチのある琥珀ビール

メニューの表紙も遊び心満載。

澄み切った夜空に、月明かりが町を幻想的な雰囲気へ。
この日は、ジャズの生演奏もありビールも洒落て味わえました。

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