CHEESE 2013 <チーズの祭典>


CHEESE 「チーズ」、隔年スローフード発祥地、スローフード協会国際本部があるピエモンテ州クネオ県ブラ市において世界各国のチーズが集結するチーズの祭典。

今年は9月20日から23日の4日間開催されました。

DOP(原産地保護呼称)認定の特定の生産地において伝統的な方法により、加工および調整された様々なチーズや、PRESIDIO (プレシーディオ→良質でその土地の環境に適し伝統製法に基づき加工されたものや特定の地域で作られている農産物、少数、限られた生産者が作るものを地理的にも歴史的にも現在消滅の危機にあるものを守っていこうというプロジェクト)に認定されている乳製品が一堂に介し、町をあげての一大イベント!

通常の見本市や展示会のように入場料設定があるわけでもないので、メルカート(市場)を物色しているかのようだし、堅苦しくなく個々に思う存分楽しめるから面白い!チーズ好きには待ち遠しい、私たちも隔年に開催されるこの祭典毎回心待ちにしています。

せっかくチーズの名産地クネオ県で開催される祭典なのに、ピエモンテ州産ブースのクネオ産のチーズ工房からは半硬質タイプや軟質チーズばかりで、私が普段食べているフレッシュチーズは全く出品されておらず・・・・出来立てのリコッタやトミーノのミルキーで繊細な名産物を味わっていただけないのが非常に残念だわぁ・・・・と毎回心の中で呟き不満を募らせてしまう私。

ですからチーズの祭典へピエモンテチーズを目的に来られている方、このイベント内で物色されるより、近郊のチーズショップ、ガストロノミーショップ、メルカートへ行かれるほうが、より豊富なクネオ産のチーズを見ることが出来ますよ!

随分と前置きが長くなってしまいましたが、このCHEESEイタリアンブースにおいて、私がいの一番に駆けつけるところ・・・・

それはプーリア州のBURRATA(ブッラータ)!!!

鮮度が命のチーズなので、直送チーズを生産者さんから買いたい!



牛乳製のモッツァレッラであるフィオーレ・ディ・ラッテの中に、その同じカード(凝乳)を小さく切って生クリームと混ぜ合わせたものを詰めたフレッシュチーズ。

モッツァレラチーズより大きいので、ひとつ食べれば堪能してしまうけど、イタリアンチーズの中でお気に入りのひとつ、遥か彼方南部の特産品を生産者直で購入できることは滅多にないから、愛着もさらに沸くってもんですよ。

その他のチーズは次回のお楽しみ!

そうそう、夏の間家の上の山間部で放牧されていた、牛や羊たちが下山してきましたよ。


家の裏の草原でひとやすみ。この界隈で見かけるのは、真っ白い体格のファッソーネ牛。
このような茶の斑なのや、真っ黒の牛が物珍しくてつい、何度もシャッターを切ってしまいました。

美味しい空気に美味しい草、自然放牧でのびのび育てられた牛たちの艶やかな毛並み!

このような環境がそのまま乳の品質に反映しているのがチーズを食べてよく分かります。

美味しいものを食べさせてくれている感謝の意を込め、動植物たちが難なく育てる環境を守っていかなければ・・・・と昨今の世界の醜いニュースを見て思う今日このごろです。


な~んて思い耽てたら、ドドドドーッと別の大群のお通り・・・・・・。


すっかりモコモコ、ふわふわ冬支度万全になって戻ってきた羊ちゃんたち~。なんだかハイジになったみたいです(笑)

にほんブログ村

日々更新の励みになります。上記「イタリア情報」へ応援クリックお願いします!

サローネ・デル・グスト2012~食の祭典~ vol.2

若者がストラッキーノチーズを懸命にちぎり作っていたフォカッチャ・ディ・レッコ。

長蛇の列。美味しいもんはイタリア人でも並ぶ。出来立て熱々はほんとに絶品。

テスタローリ。

古代ローマ時代には作られていた粉もん料理の中で最も古いものとされている、トスカーナ最北端ル二ジャー
地方に伝わる厚焼きのクレープのようなパスタ。

このように焼いたものを、一口サイズに切り分けてから茹でソースとからめて食す。

トスカーナ料理ですが、ソースはバジルペーストで食すのが定番。

東リグーリアのラ・スペッツィア県では良く見かけるパスタ料理。


南チロル、アルト・アディジェ州は私がイタリアの中でも最も愛する(出来れば住んでみたい!)地域、そこからは民族衣装を着ての出店もありましたよ。

グリッジョ・アルピーナという品種の乳牛から作られたじっくり2年間熟成された旨みやコクが凝縮された伝統的チーズ「FIOR di BOSCO.(フィオール・ディ・ボスコ」。

フィオール・ディ・ボスコは森の花という意味。なんとも可愛らしいネーミングのチーズですね。

こちらも南チロルより、羊毛品の実演。

南チロルで最古の品種の羊毛のみを使うんだそうです。

アルプスの冬の厳しい寒さの中で生まれた伝統工芸品。

シニョーラがひたすら成形し続けていました。


水をかけながら、ブラシと手で成形し続けること2時間・・・・・一足の羊毛フェルトの靴の完成。

手を真っ赤にさせながら成形していく実に根気のいる作業です。

この伝統を受け継げる若者が後どれくらいいるんかな・・・・・。


トスカーナ産のシガロ(葉巻)の実演もやっていました。

イタリアはヨーロッパの中で最初に葉巻を生産した国でもあります。

一枚一枚葉を広げて包んでいく作業は大変。

物凄い(良い香り)が辺りを包み込みしばし立ち止まりその作業に見入ってしまいました。


イタリア北東部、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の生ハム「サン・ダニエーレ」。

パルマの生ハムより塩味も上品で口の中に広がる旨みがなんともいえない大好きな生ハム。

グリッシーニを手にとり、スライスしたてを巻きつけてくれました。


ロンバルディア州の中で一番好きな地域、北部にあるヴァルテッリーナ地方。

大好きな友人の出身地でもあり、特に思い入れのある渓谷のひとつ。

良質な赤ワインの「スフォルツァート」や、蕎麦粉を使ったパスタ「ピッツォケリ」や牛の生ハム「ブレザオラ」等伝統料理の宝庫でもあるこの地方で作られているチーズ、BITTO(ビット)。

2008年ものの試食もありました。このナチュラル・ティスティング美味しさに脱帽


アブルッツォ州からこんな可愛らしいスカモルツァチーズもお目見え。食べやすいマイルドな味。


バルサミコ酢(バルサミコにワインビネガーやカラメルを加えて酸味を調節可能な大量生産型)と、フラスコ型にしか瓶詰め出来ない「伝統」と称す事が可能なバルサミコ酢の熟成方法や規定の違いを力説されておりました。


ガルダ湖近郊で生まれたシトロン飲料、チェドラータ。

老舗メーカー「TASSONI」の炭酸飲料は60年代大ヒットした商品。

柑橘類宝庫の瀬戸内で生まれ育った私にとり、この爽やかな香りはたまらん!


シチリア島南東部ラグーザ県、ジアッラターナの巨大玉葱。

スライスして煮たものが瓶詰めされていました。

濃厚な甘み、ブルスケッタに合いそう!魚のマリネなんかのせたら美味しそうだなぁ。


TISANA(ハーブティー)も豊富に。

就寝前にハーブティーを飲む習慣の私。

効能はさまざまで、その日の体調に合わせ飲むとほんとにぐっすり休める私の必需品。


世界各国から集められたスパイスの数々。


会場内を飾るオブジェもイタリアならではの思考で楽しみのひとつ。

こういう食のイベントに来てみると、改めてイタリアの地方色豊か食文化や歴史的背景、探究心がますますくすぶられてきます。

イタリアに行ってみよう!と決心し旅立ったあの時の気持ちと全くぶれててない今があり・・・・。

イタリア食材の素晴らしさに再感動する今日このごろ。

そして皆で守りつづけていかなければ・・・・・。

サローネ・デル・グスト2012~食の祭典~ vol.1


CIBI CHE CAMBIANO IL MONDO
「食が世界を変える」がキーワード。

トリノで2年に一度開催されるスローフード協会主催の食の祭典が10月25日から29日まで開催されました。

祭典初日に足を運んだのですが、課外授業の一環として多くの子供達が訪れていた事、地域の伝統的な食文化や生産者との触れ合いを身近に感じさせるのは良い経験だと思うなぁ・・・と楽しそうにいろんなものを見て五感で感じている子供達を見て思いましたよ。


私が住んでいるクネオ県の産物。

ORTOFRUTTA(野菜果物)

FUNGHI e TARTUFI(きのことトリュフ)

CARNI e SALUMI(肉とサラミ)

PANE e PASTA(パンとパスタ)

FORMAGGI(チーズ)

MIELE DOLCI LIQUARI(蜂蜜と菓子とリキュール)

VINO(そしてワイン!)

魚介類とオリーブオイルのみが不足。

有難いことにすぐ南はリグーリア州なので新鮮な魚もオリーブオイルも入手可能な良質な食材
が身近にあるピエモンテ州クネオ県。

こうあからさまに貼り出されるとしみじみ感じます。


チーズ工房「VALLE JOSINA」。

我が家近郊の馴染みのチーズ工房からも出店。

1966年にクネオ近郊の30あまりのチーズ生産者達により設立された組合のチーズ工房。

様々なD.O.P(保護指定原産地表示)製品を生産しています。

今回はハード、セミハード系のチーズを持参していましたが、通常店内にはすぐ傍の工房で作ったできたてのリコッタチーズやプリモサーレ等、フレッシュチーズを購入することができます。


ここも我が家近郊にあるサルミフィーチョ(肉加工品専門店)、「マルキージオ」。

クネオ県では名を馳せている名店。


ピエモンテ南西部にあるルリージアの水。

ピエモンテの飲食店で見かける方は多いのではないでしょうか。

飲みやすいやわらかい味わいの水です。

ラドン含有でその効能の研究にキュリー夫人も訪れたほどの水源地。

その水源は我が家の裏山に位置します。

ここ数年グローバル展開を拡大している!?ブースもかなり大きめでした。


ピエモンテ州アレッサンドリア県で作られている伝統焼き菓子「クルミリ」。

イタリア王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の口髭をモチーフにした弓形の菓子。

甘さ控えめな上品な味わい。


今回の私の一押し!バジルの炭酸飲料!「BASILICHITO」

西リグーリアのアルベンガ産!海と山、平野に抱かれた自然豊かなアルベンガの大地は野菜(特にカルチョーフィ)とハーブと白ワインピガートの名産地。

プロセッコと割ったり、ラムやジンを使ったロングカクテルにしたり用途も様々。

爽やかなバジリコの芳香と微炭酸の飲みやすい飲料でバジリコ好きの私には堪らない!


顕微鏡で見るミクロの世界。

植物に潜む様々な細菌を察し食品分析。

農産物の一大産地でもあるクネオ県には検査機関が数多くあります。

サローネ・デル・グスト vol.2へつづく・・・。

スローフード協会会合


今日は朝から営業終了後まで一歩も厨房から抜け出す事が出来ず、勿論陽光もなしの状態・・・・今年はクリスマス前が金、土曜なため週末の仕込みに加えクリスマスの仕込みと並行して行わなければならない。

イタリアでは25日のランチを盛大に行うため、クリスマスメニューもフルコースのみ。
明日(といっても帰宅が午前回ってしまい只今2時半、正式には本日・・・) ランチにはスローフード協会創設者、現スローフード国際協会会長のカルロ・ペトリーニ氏の来店、会合があるとの事。
さらにディナーは、ブラ近郊ポレンツォにあるスローフード大学を統括されているマウラ・ビアンコット女史が教師陣、スタッフと共に会議を兼ねた食事会が催される。
うちのオーナーやシェフとは長年の付き合いの会長やスローフード協会陣。
明日もハードな一日になりそうだが、こうゆう美食家たちの来店が頻繁にあるのは実に嬉しい。
皆さん素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。
BUON NATALE (MERRY CHRISTMAS)

Proudly powered by WordPress | テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑