淡紅の花茶



今年は比較的穏やかで暖かい日が続き、春の兆しが見えるのも早いのかなと思っていた矢先、今朝は一面の銀世界、柔らかそうな牡丹雪がヒラヒラと舞うように降り積っています。
日本でも稀な積雪が続いているみたいですね、皆さんも外出時お気を付け下さい。

苦味の効いたエスプレッソコーヒーも大好きですが、こんな寒い時このハイビスカスティーで体を温め、デトックスしています。
大半のイタリア家庭にはカモミールが就寝前の愛飲ティーとし常備されていますが、イタリアでカルカデと呼ばれるこのハイビスカスティーは女性が好んで飲む花茶。

ハワイや沖縄でよく見かけるハイビスカスは観賞用のもので、食用可能なのは同属のローゼルという品種で、エジプト産が良質だと言われており、美貌と若さを保持する為クレオパトラも愛飲していたこの事。

ヴェネト州のBardolino Chiarettoのような鮮明なルビー色、ビタミンCとカリウムが豊富に含まれているので、利尿作用や二日酔いにも効果的。
梅干しやレモンの酸味成分、クエン酸を含むので、サッパリしてまるで梅茶を飲んでいるかのよう。
このクエン酸、白血球の働きを活性化するので、風邪などの細菌やウイルスへの免疫力も高まるんです。
貧血予防や花粉症対策にも良いとされ、これからの時季も重宝しそうですよね。

このハイビスカスティー、午後のお散歩後に愛飲している近所の93歳になるおばあちゃまから教えてもらい、彼女曰くオリーブオイル摂取とハイビスカスティー、適度な運動、そして前向きに生きる事!だそうで、そんな彼女は至って健康、パーフェクトボディー、目が爛々と輝いています。

スーパーに行けば、ティーパック入りのハーブティーは売られていますが、私は通常DROGHERIA(ドロゲリア)と呼ばれる、スパイス、ハーブティー、キャンディー、ヌガーなどの瓶が所狭しと並ぶ量り売りのお店で購入します。

どの町にも点在するドロゲリア、ちょっとずつ色んなものをお土産にしたい方は是非立ち寄られたら面白いと思いますよ。

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ホットワイン


風邪をひいたり、インフルエンザが蔓延したりして体調を崩しやすい厄介な時季。
日本でもたまご酒や、甘酒を飲み身体を温めるという風習がありますが、イタリアに限らずワイン普及率の高い地域では、寒さ対策や風邪の引き始めなどにハーブ入りホットワインを飲む風習や、寒い時季のお祭りの露店では振舞われていたりします。

ピエモンテ界隈ではホットワインの事を、VIN BRULE(ヴィン ブルレ)と呼び、この時季とっても重宝する飲み物です。

作り方は様々ですが・・・伝統的ピエモンテVIN BRULEのレシピには

500g・・・・赤ワイン
50g・・・・・砂糖
各3gずつ・・・スティックシナモン、クローブ、ナツメグ、黒粒胡椒
半個・・・・・・レモンの皮
ひとつまみ・・・カルダモン
1本・・・・・・バニラ
1枚・・・・・・セージ
少量・・・・・・ローズマリー

鍋にワインとすべての材料を加え、弱火でゆっくり混ぜながらハーブを煮出し、ワインが沸騰する直前で火を止めます。

シナモンには、胃や腸を正常にし、解熱、鎮痛作用有り。
ナツメグには、下痢止め、消化不良の改善。
クローブには、抗菌作用有り。
黒胡椒には、眼精疲労、不眠改善。
セージには、喉の痛みや抗菌作用に。
ローズマリーには、ストレスや不快感の解消に。

様々な効果をもたらすハーブ、その有効成分により体調もととのえられ、私のキッチンには様々なハーブが常備されています。

私は砂糖の代わりに蜂蜜を加えたり、カルダモンの代わりにショウガを一片加えるのが好み。

すっきりリフレッシュしたければ、清涼感のあるペパーミントをくわえるのもいいかもしれませんね。

高級ワインでなくても、安価なディリーワインや残ったワインで十分!

お好みのハーブを加え、皆さんも身体の芯から温めて、風邪も予防できるホットワインでこの冬を乗り越えましょう。

これぞ本場のバジル

春から夏にかけて、バジルは旬の季節を向かえます。
バジルは、インドが原産地で、ギリシャからイタリアへ伝わりました。
ギリシャ語でバジルは、BASILKON(バジルコン)・・・・その名がそのまま伝わり、イタリア語では、
BASILICO(バジリコ)と名付けられました。
インドでは、神聖な植物として扱われ、宗教儀式などにも用いられるそうです。
その甘くスパイシーな香りから、効能も幅広く、気管支炎や喘息、鼻づまりを好転させ、又皮脂の分泌バランスを整えたり、お肌にも良い優れもの。
アロマテラピー効果として、頭をすっきりさせ、集中力を高めるのだそうです。


皆さん、良質のバジリコの産地、何処かご存じですかはてなマーク
それは・・・・リグーリア州はジェノバより西10KM程行ったPRA(プラ)とゆう街です。
写真を見てもご覧の通り、葉は通常のものより、薄くて小さめ、鮮やかな緑色なのが特徴です。
美味しいペーストを作るには、このプラの土付きのバジルでないといけません。
柔らかくて葉っぱが小さいので、一枚一枚摘むのに、とても時間がかかるけど、あの何ともいえない心地の良い香りに包まれながらバジルの葉摘みをするの、私は大好きでした。


このプラが、バジリコの名産地となったのは、北イタリアには珍しく地中海に面した温暖な気候と、海に迫る山からの地形。そして海からの風がアペニン山脈で遮られ、この潮風により、バジルは色と香りに深みが加わるのだそうです。
2006年、雹がプラ近郊に降り、巨大な粒は、バジル畑と温室に、破滅的な被害を与え、一時期プラのバジルが手に入らず困ったものでした。


トスカーナ州、カッラーラは大理石の産地、そこでは、このような乳鉢も造られています。
イタリア語で、MORTAIO(モルタイオ) と言います。
これは、旦那様、ガラッシーノ家で代々使われてきたもので、イタリアの家庭ではよく見かけるものです。

バジルで和えたパスタのことを PESTO ALLA GENOVESE(ペースト アッラ ジェノヴェーゼ)といますが、PESTOとは、イタリア語で PESTARE(ぺスターレ) 粉々にする、押しつぶすとゆうことに由来しています。
今でこそ見かけなくなりましたが、昔々はこれでちゃんと、すり潰して作っていたんでしょうね。

勿論このペーストを作るのに欠かせないのが、リグーリア特産のオリーブ、タジャスカ種の上質のオイル。
それに、パルミジャーノチーズと、ペコリーノサルド(サルデーニャ島の羊のチーズ)は、必須ですビックリマーク

パスタに和えるだけのみならず、茹でたジャガイモ、魚介類、その香り高きペーストは何にでもよく合いますアップ

又久々にプラのバジルが恋しくなっちゃいましたラブラブ

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