実りの秋


Settembre settembrino,
matura l’uva e si fa il vino,
matura l’uva moscatella,
scolaro, prepara la cartella!
(Gianni Rodari)
#vendemmia2019 #moscatodasti #nizzamonferrato
デイリーな「家呑みワイン」を求め馴染みのワイナリーがあるニッツァモンフェッラート地区へ。
丁度モスカート種の収穫期。
9月の香り、収穫の秋、ワイン産地が最も活気付く時季。
#イタリア生活
#ピエモンテ州
#ピエモンテ州のワイン
#ニッツァモンフェラート
#葡萄畑
#イタリアワイン好き

ドリアーニ村より


ポカポカ陽気、ランゲ地方までちょっと車を走らせ〜。
今日はドリアーニ村をのらりくらり。
バローロ村より南に位置し、土着品種ドルチェットの主要産地。
赤く染まったドルチェットの葡萄畑と柔らかな陽射しがしっとりした秋のランゲ地方。
葡萄畑、緑の草原、ヘーゼルナッツ畑、はるか遠くにはアルプス山脈も波打って見えています。
景観とゆったりした時間の流れが何とも癒される〜。

上記写真はドリアーニ村高台にある、戦後初の共和国大統領でもあったルイジ・エイナウディ氏の設立したワイナリーの敷地より。

”ワイナリーめぐりは、バルバレスコの絶景から!”

やっぱり自分が住むピエモンテが一番。
こういう風に言ってもらえるのは嬉しいもんです。

新入りで葡萄畑へドライブ


新入りです!コツコツと貯めたイタリアの貯金から自分名義で車を買いました!
だだっ広いピエモンテ州ではどこに行くのも車があった方が便利で、空いている時に家族の車を使うのも相当不便な面もあったので・・・・。
ここ最近は車の選り好み、車検、納車手続きとなんやかんやしてました。
車種はCHEVROLET  AVEO (シャブロレ アヴェオ)、日本ではシボレーのソニックという名称になるそうですね。
ヨーロッパのコンパクトカーの代表格、フィアットやランチャ、シトロエンに目星を付けていたのですが・・・・ここ最近ヨーロッパ小型車はボディーを頑丈にするために、フロント、サイドガラスを小さくしてあり、長身の人にはかなり不便。
190cm程ある夫が座ってみると、フロントガラスより目線が上になりとっても運転しづらい車種ばかり。
私はどれも快適だったのですが、雪深いピエモンテでは安全性を考慮し、冬に4駆と交換してもらえる方がいいので、夫が快適に乗車出来る車の選択をせまられました。

それから、一番重要な事は車の維持費!
燃料費、ガソリン代がたっかいんですよ~イタリアは・・・・・。
ちょくちょくお隣の国へ車で行くので、ガソリンを補充しては金額の違いに驚きを隠せず、毎回ショックを受けイタリアへ入国。
日本へ帰った時も比較してしまうのは勿論、先月の南仏では1.5€/ℓ、去年のオーストリアでは1.4€/ℓ、現在のピエモンテは、1.7€/ℓ、リグーリアでは1・8€/ℓ、南イタリアへ行くともっと高くなると聞きます。
その燃料費を抑えるのと、CO2排出量を少なくし、環境汚染を防ごうという目的で、イタリアではGPL(液化石油ガス)付きの車の普及が盛んになっています。
エコカー普及促進策に力を入れているピエモンテ州では、2010年度以降のGPL車は、自動車保有税が免税になります。
この車税は各州の自治体で取り決められるので、ピエモンテ州の規定はこのようになり、GPLのスタンドも他の州に比べ多いのだそう。
シボレーはGPL対応の生産車の取り扱いも多く、近所にも信頼出来るシボレー専門の整備会社もあるので、家族の乗り心地、条件を考えた結果、この車に辿りつきました。

イタリアの車検の規定は20000km走行毎、大抵の人、ヨーロッパの他の国もそうでしょうが、乗って乗って、メンテンスしながら300000kmくらいまで走って、お疲れ様~と廃車にするので、この車とは長い付き合いになりそうです。大事に使おう。

そして試乗ドライブは、葡萄の剪定真っ只中の、ランゲ丘陵地へ。
自宅から片道40km弱の南ランゲ丘陵地、今回はバローロ村より東側のセッラルンガの辺りをくねくねと、それからバローロ村でUターン。


セッラルンガ・ダルバ村より (写真上下)


バローロ村より(写真上下)



ランゲ丘陵地葡萄畑の剪定はほぼGUYOT(グヨー)式。
一本の枝を残しそれを折り曲げ、その年の葡萄を実らせる仕立て方で、樹形を見極め剪定、一枝、一枝巻きつける地道で根気のいる作業ですが、葡萄の生育の重要な時季。
剪定後(写真上)、剪定前(写真下)。



美味しいワインは、愛情こめて育てた葡萄畑から!2013年ピエモンテ南部、ランゲ丘陵地の収穫時葡萄のコンディションは最良でした!今年もどうかBACCO(バッカス:ローマ神話のワインの神様)に見守ってもらえますように~。

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初夏のランゲ丘陵地


自宅から50km圏内に広がるランゲ丘陵地の葡萄畑。

久々に一人ドライブ。

アルバ市を境に南はバローロの生産地域、北はバルバレスコの生産地域。

アルバ以南に点在する小さな村々と葡萄畑の散策が好きなのだけど、週末の今季は、ツーリングのバイクや自転車に道路は占領されてるし、太陽はジリジリと焼けつくような暑さ・・・・一面に色づいた晩秋の葡萄畑のドライブがやっぱり最適かつ快適かもなんて心の中で呟いてみたりしながらのらりくらりと車を走らせる。

まぁそんな些細なことも高台にあるこの村、LA MORRA(ラ・モッラ)から一望できるランゲ丘陵地を見渡すと瞬時に癒しモードへと変わる。

展望台のある広場の木陰のベンチで、皆思い思いに過ごしているのはまさしくイタリアのスローライフな光景。


アルプス山脈もそうですが、このランゲ丘陵もアフリカプレートとユーラシアプレートの衝突によって形成されたもの。

大昔は海底だったなんて、自然の神秘は無限大ですよね。

気の遠くなるような歳月をかけ造りあげられた、この景観美を次世代へと継承していきたい、自然遺産への恩恵は計り知れません。

我が故郷、瀬戸内の多島美や穏やかな海原も勿論素晴らしいですが、イタリアきってのワインの名譲地の風光明媚な緩やかに果てしなく続く丘陵地も何とも言えぬ光景で、写真では伝え切れないのが残念です。

LA MORRA村から下ると小さな盆地の葡萄畑に囲まれているのがバローロ村(写真上)。


葡萄畑に混じり点在する、へーゼルナッツの木々。

この界隈は、トンダ・ジェンティーレと呼ばれるイタリアで最高品質のへーゼルナッツの産地。

葡萄樹と共にすくすく元気に育っているようです。

このまま天候に恵まれ、実りの秋の収穫期を迎えられますように!

LOVE ☆ランゲ


バルバレスコを生産する主要な村の一つ、トレイゾ村より秋の光景を皆さんにも!

葡萄の品種によって紅葉する色合いも異なってきます。

左側はネッビオーロ種は黄色に変化していき、右側のドルチェット種は鮮明な赤色へと変化していき、見事なコントラストの秋のランゲ地方。

秋のピエモンテ州はこのランゲ地方が一番美しいと豪語します!

この辺りはネッビオーロ栽培が主体の地域、黄色みを帯びた丘陵風景が広がり、もう少し北へ行くと、良質なバルベーラを産出するニッツァ・モンフェラート地区になり、バルベーラ種は緑色の葉から赤色・・・そして茶色へと変化していくので、鮮明に赤く染まった丘陵地へと様変わりし見事な紅葉を楽しむことができる葡萄畑でもあります。

ニッツァ・モンフェラート地区のバルベーラの収穫は、ネッビオーロ種よりも1ヶ月程早いため、この時季に訪れても「枯葉の散る葡萄畑」になっているので、モンフェッラート近郊の紅葉を楽しまれに行く方は、10月中旬頃までに!


鮮やかな絨毯を敷き詰めたような光景が、起伏に富んだ丘一面に広がるランゲ地方の葡萄畑の秋の美景観、アルバにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

ピエモンテ美景観


ピエモンテ屈指の葡萄畑、壮大な景観、美しい眺望を持つ、ランゲ、ロエロ、ニッツァモンフェラート地方。

その貴重な文化財を守ろうという活動が年々強まり、2006年に世界遺産への申請を行い・・・

去年秋ごろから、今年の一月に認定されるかもしれないという話題が持ち切りですが、受理待ち状態のピエモンテ南部地域です。

ワイン生産地の美観地区とし世界遺産に登録されている地域は、

・世界三大貴腐ワインの1つを生み出す、ハンガリーのトカイ・ワイン地区。

・フランス南西部、ボルドーワインで有名なサン=テミリオン地区。

・ドイツ中部ライン渓谷地域

・ポルトガル、アルト・ドロウワイン地区及びピコ島の葡萄畑

・スイス、レマン湖北岸のラヴォ―地区

もし認定が確定となれば、イタリアの葡萄畑で初の快挙になりますし、私も更にこの地方を皆さんにお伝えする事に鋭意を努めることになるでしょう。

ピエモンテより6月の葡萄畑



先日、ピエモンテワイナリーの視察のため、インポーターさんの来訪あり。

ワイン街道と呼ばれている、バローロ脇の県道を通り北上し、目的地のアスティ県、ニッツァ・モンフェラートへ。

(上記写真)バローロ村と、イタリア黒葡萄代表品種、バローロやバルバレスコを造り出すネッビオーロ種。

今春例年より降雨量が多く、葡萄の生育、病害の危険等、この時季の気象が悪ければ、収量や品質に大打撃なので、栽培者は冷や汗をかいていたようですが6月は天候も良く順調に育っているとのこと!!!

ニッツァ・モンフェッラートからは、ドルチェット種、バルベーラ種、モスカート種の畑を。


(上記写真)ドルチェット種。「ちょっぴり甘い」というネーミングで響きのよい黒葡萄。

勿論辛口ですが比較的酸が少なく早飲みタイプで、南ピエモンテ人のディリーワイン
とし愛飲されている品種。

此処、モンフェッラート地区を中心にアレッサンドリア県(ピエモンテ州)、クネオ県(ピエモンテ州)と広範囲に渡り栽培されており、リグーリア州の西リビエラ地方では、オルメアスコ種という名で栽培されています。

ネッビオーロ種と比べても分かるように、葉っぱは丸みを帯びているのが見分け方の特徴だそうです。


(上記写真)バルベーラ種。
他の品種に比べ蔓が柔らかくて厄介ものなのだそうです。

新梢が密集すると、風通しや日当たりも悪くなるので余分な葉を取り除いたり、垣根に絡ませたり、ワイヤーに結束したりする作業をこの時季に繰り返しているのとのこと。

特にこのバルベーラ種には難儀しているみたいでした。

6月下旬に実止まりをよくするため、新梢の先端を切り伸びを止める作業が一斉に行われます。

8月、一つの幹から良質な5つの房を選び、その他の房は全て切り取り、実の調整をするのだそうです。

案内してくださった生産者さんは、バルバレスコ村で有名なガイア社のワイナリーで9年間勤務後、実家が経営する葡萄農家の後継者に。

全部で7ヘクタール所有とのことで、化学肥料や殺虫剤を使用しない自然農法で整備された畑は手間と根気がいるお仕事です。


(上記写真)モスカート種。イタリア全土で栽培されているマスカット。

アスティ県で生産されるものは、発泡性ワインのアスティ・スプマンテもしくは、独特のアロマを活かすため、アルコール発酵を抑えた弱発泡性のモスカート・ダスティが造られていて、飲みやすいモスカート・ダスティは、私の周りでも大好評です。


途中で立ち寄った、生産者さん宅の畑のサクランボの木。

本当の豊かさや美しさとは何かを教えてくれるイタリア暮らし。

自然と寄り添う暮らし・・・自然とイタリアはこれからもずっとずっと共存し続けてほしいと思う今日このごろです。

バローロ・ボーイズ

バローロ・ボーイズ・・・・
タンニンの強いバローロワインを、革新的に変えていき、モダンバローロを生産し始めた造り手たち。


先日、大阪の友人がはるばる訪ねてきてくださり、アカデミックにワインを研究している彼女とのワイン談義は尽きる事がありませんでした。

彼女からのリクエストもあり、今回はバローロ村近郊のラッモッラ・アンヌンツィアータにあるこの改革に取り組み始めた第一人者、ELIO ALTARE(エリオ・アルターレ)氏のワイナリー視察へ。

代々受け継がれてきた伝統的な醸造技術を改新するため、父親との大葛藤の末、見事に結果を出した素晴らしい彼のワインの数々。


バローロを造るための土着品種ネッビオーロ種の昔の大樽醸造は、酸化や劣化を招きやすかったため、飲みにくいワインとされていたところ、果汁と皮のコンタクトの時間を減らし、熟成は225Lのフランス産オークバリック樽での熟成にしたことにより、渋みが口に残らないまろやかで果実味溢れる気品あるワインとし、世界各国で持て囃されるようになりました。

この小樽、購入額一樽700ユーロ。
2,3年に一度は買い替えないといけないそうです。


ガラス越しからの景観・・・
どのワイナリーを訪問しても、自慢の畑をちゃんと見渡せる設計にしてあるんですよね!

この眺望はELIO氏を師匠と仰ぎ隣接するワイナリー MAURO VEGLIO(マウロ・ヴェリオ)氏のところへお邪魔して・・。

此方のワインも素晴らしく、同じ土壌、日当たりで栽培された葡萄でも、果皮を醸す期間や樽熟成される微妙な違いで、ここまで味が変わるなんて・・・料理と一緒で奥が深いですよね。


ランゲ地方の何処までも波のように緩やかに続く丘陵地帯の景観をみなさんにも。

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