ゲレンデOPEN

昨夜のアルプス山脈、澄み切った夜空と月に照らされた純白の雪山とのコントラストにしばし目を奪われてしまいました。
今日は朝から雪が深々と降り続いています。

トリノ県西部のセストリエ-レ(海抜2035m)は
土曜日にゲレンデOPEN
我が家の裏山、ARTESINA((アルテジーナ:1400m)、PRATO NEVOSO(プラト・ネヴォーゾ:1620m)は、7日にゲレンデOPENだそうです。

アルテジーナの詳細はこちら

ウインタースポーツのメッカとして名高いピエモンテ州、今年はいち早く楽しめそうですね。

LOVE ☆ランゲ


バルバレスコを生産する主要な村の一つ、トレイゾ村より秋の光景を皆さんにも!

葡萄の品種によって紅葉する色合いも異なってきます。

左側はネッビオーロ種は黄色に変化していき、右側のドルチェット種は鮮明な赤色へと変化していき、見事なコントラストの秋のランゲ地方。

秋のピエモンテ州はこのランゲ地方が一番美しいと豪語します!

この辺りはネッビオーロ栽培が主体の地域、黄色みを帯びた丘陵風景が広がり、もう少し北へ行くと、良質なバルベーラを産出するニッツァ・モンフェラート地区になり、バルベーラ種は緑色の葉から赤色・・・そして茶色へと変化していくので、鮮明に赤く染まった丘陵地へと様変わりし見事な紅葉を楽しむことができる葡萄畑でもあります。

ニッツァ・モンフェラート地区のバルベーラの収穫は、ネッビオーロ種よりも1ヶ月程早いため、この時季に訪れても「枯葉の散る葡萄畑」になっているので、モンフェッラート近郊の紅葉を楽しまれに行く方は、10月中旬頃までに!


鮮やかな絨毯を敷き詰めたような光景が、起伏に富んだ丘一面に広がるランゲ地方の葡萄畑の秋の美景観、アルバにお越しの際にはぜひお立ち寄りください。

サローネ・デル・グスト2012~食の祭典~ vol.2

若者がストラッキーノチーズを懸命にちぎり作っていたフォカッチャ・ディ・レッコ。

長蛇の列。美味しいもんはイタリア人でも並ぶ。出来立て熱々はほんとに絶品。

テスタローリ。

古代ローマ時代には作られていた粉もん料理の中で最も古いものとされている、トスカーナ最北端ル二ジャー
地方に伝わる厚焼きのクレープのようなパスタ。

このように焼いたものを、一口サイズに切り分けてから茹でソースとからめて食す。

トスカーナ料理ですが、ソースはバジルペーストで食すのが定番。

東リグーリアのラ・スペッツィア県では良く見かけるパスタ料理。


南チロル、アルト・アディジェ州は私がイタリアの中でも最も愛する(出来れば住んでみたい!)地域、そこからは民族衣装を着ての出店もありましたよ。

グリッジョ・アルピーナという品種の乳牛から作られたじっくり2年間熟成された旨みやコクが凝縮された伝統的チーズ「FIOR di BOSCO.(フィオール・ディ・ボスコ」。

フィオール・ディ・ボスコは森の花という意味。なんとも可愛らしいネーミングのチーズですね。

こちらも南チロルより、羊毛品の実演。

南チロルで最古の品種の羊毛のみを使うんだそうです。

アルプスの冬の厳しい寒さの中で生まれた伝統工芸品。

シニョーラがひたすら成形し続けていました。


水をかけながら、ブラシと手で成形し続けること2時間・・・・・一足の羊毛フェルトの靴の完成。

手を真っ赤にさせながら成形していく実に根気のいる作業です。

この伝統を受け継げる若者が後どれくらいいるんかな・・・・・。


トスカーナ産のシガロ(葉巻)の実演もやっていました。

イタリアはヨーロッパの中で最初に葉巻を生産した国でもあります。

一枚一枚葉を広げて包んでいく作業は大変。

物凄い(良い香り)が辺りを包み込みしばし立ち止まりその作業に見入ってしまいました。


イタリア北東部、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の生ハム「サン・ダニエーレ」。

パルマの生ハムより塩味も上品で口の中に広がる旨みがなんともいえない大好きな生ハム。

グリッシーニを手にとり、スライスしたてを巻きつけてくれました。


ロンバルディア州の中で一番好きな地域、北部にあるヴァルテッリーナ地方。

大好きな友人の出身地でもあり、特に思い入れのある渓谷のひとつ。

良質な赤ワインの「スフォルツァート」や、蕎麦粉を使ったパスタ「ピッツォケリ」や牛の生ハム「ブレザオラ」等伝統料理の宝庫でもあるこの地方で作られているチーズ、BITTO(ビット)。

2008年ものの試食もありました。このナチュラル・ティスティング美味しさに脱帽


アブルッツォ州からこんな可愛らしいスカモルツァチーズもお目見え。食べやすいマイルドな味。


バルサミコ酢(バルサミコにワインビネガーやカラメルを加えて酸味を調節可能な大量生産型)と、フラスコ型にしか瓶詰め出来ない「伝統」と称す事が可能なバルサミコ酢の熟成方法や規定の違いを力説されておりました。


ガルダ湖近郊で生まれたシトロン飲料、チェドラータ。

老舗メーカー「TASSONI」の炭酸飲料は60年代大ヒットした商品。

柑橘類宝庫の瀬戸内で生まれ育った私にとり、この爽やかな香りはたまらん!


シチリア島南東部ラグーザ県、ジアッラターナの巨大玉葱。

スライスして煮たものが瓶詰めされていました。

濃厚な甘み、ブルスケッタに合いそう!魚のマリネなんかのせたら美味しそうだなぁ。


TISANA(ハーブティー)も豊富に。

就寝前にハーブティーを飲む習慣の私。

効能はさまざまで、その日の体調に合わせ飲むとほんとにぐっすり休める私の必需品。


世界各国から集められたスパイスの数々。


会場内を飾るオブジェもイタリアならではの思考で楽しみのひとつ。

こういう食のイベントに来てみると、改めてイタリアの地方色豊か食文化や歴史的背景、探究心がますますくすぶられてきます。

イタリアに行ってみよう!と決心し旅立ったあの時の気持ちと全くぶれててない今があり・・・・。

イタリア食材の素晴らしさに再感動する今日このごろ。

そして皆で守りつづけていかなければ・・・・・。

サローネ・デル・グスト2012~食の祭典~ vol.1


CIBI CHE CAMBIANO IL MONDO
「食が世界を変える」がキーワード。

トリノで2年に一度開催されるスローフード協会主催の食の祭典が10月25日から29日まで開催されました。

祭典初日に足を運んだのですが、課外授業の一環として多くの子供達が訪れていた事、地域の伝統的な食文化や生産者との触れ合いを身近に感じさせるのは良い経験だと思うなぁ・・・と楽しそうにいろんなものを見て五感で感じている子供達を見て思いましたよ。


私が住んでいるクネオ県の産物。

ORTOFRUTTA(野菜果物)

FUNGHI e TARTUFI(きのことトリュフ)

CARNI e SALUMI(肉とサラミ)

PANE e PASTA(パンとパスタ)

FORMAGGI(チーズ)

MIELE DOLCI LIQUARI(蜂蜜と菓子とリキュール)

VINO(そしてワイン!)

魚介類とオリーブオイルのみが不足。

有難いことにすぐ南はリグーリア州なので新鮮な魚もオリーブオイルも入手可能な良質な食材
が身近にあるピエモンテ州クネオ県。

こうあからさまに貼り出されるとしみじみ感じます。


チーズ工房「VALLE JOSINA」。

我が家近郊の馴染みのチーズ工房からも出店。

1966年にクネオ近郊の30あまりのチーズ生産者達により設立された組合のチーズ工房。

様々なD.O.P(保護指定原産地表示)製品を生産しています。

今回はハード、セミハード系のチーズを持参していましたが、通常店内にはすぐ傍の工房で作ったできたてのリコッタチーズやプリモサーレ等、フレッシュチーズを購入することができます。


ここも我が家近郊にあるサルミフィーチョ(肉加工品専門店)、「マルキージオ」。

クネオ県では名を馳せている名店。


ピエモンテ南西部にあるルリージアの水。

ピエモンテの飲食店で見かける方は多いのではないでしょうか。

飲みやすいやわらかい味わいの水です。

ラドン含有でその効能の研究にキュリー夫人も訪れたほどの水源地。

その水源は我が家の裏山に位置します。

ここ数年グローバル展開を拡大している!?ブースもかなり大きめでした。


ピエモンテ州アレッサンドリア県で作られている伝統焼き菓子「クルミリ」。

イタリア王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の口髭をモチーフにした弓形の菓子。

甘さ控えめな上品な味わい。


今回の私の一押し!バジルの炭酸飲料!「BASILICHITO」

西リグーリアのアルベンガ産!海と山、平野に抱かれた自然豊かなアルベンガの大地は野菜(特にカルチョーフィ)とハーブと白ワインピガートの名産地。

プロセッコと割ったり、ラムやジンを使ったロングカクテルにしたり用途も様々。

爽やかなバジリコの芳香と微炭酸の飲みやすい飲料でバジリコ好きの私には堪らない!


顕微鏡で見るミクロの世界。

植物に潜む様々な細菌を察し食品分析。

農産物の一大産地でもあるクネオ県には検査機関が数多くあります。

サローネ・デル・グスト vol.2へつづく・・・。

初雪だより


LA NEVE BUSSA ALLE PORTE!

天気予報通り、今朝から大粒の牡丹雪が舞い、一気に白銀の世界へと様変わり。

今年は一段と冷え込むそうです。

薪も追加で頼んで正解。

この近辺冬季オリンピック開催地でもあったので、せっかくなので今年はスキー楽しまなくちゃ!


昨日は秋晴れの紅葉日和で、家の周りの散策、色とりどりの景色を堪能できたのになぁ・・・。

早速冬支度に取り掛かり始めたピエモンテより。

皆さんも季節の変わり目どうかご自愛くださいね。

クネオ栗見本市2012


やってきました!

毎年恒例のクネオ市での栗見本市「FIERA DEL MARRONE」。

栗を煎る香ばしいにおいが町中に漂っています。



数ある栗見本市の中でもFIERA NAZIONALE(全国見本市)と称されるのはクネオ市開催のみ。4日間大々的に行われます。

腕力のあるシニョーリが豪快に栗を煎る!煎る!

薪の組み方も面白いですね、なるほど・・・・。


クネオから西側の山岳地方はオクシタニアに属していたので、この界隈のイベントではMUSICA OCCITANAを聞く事ができるんです。

実はこれも私の楽しみのひとつ!

踊りも音楽も激しくなく心地よいテンポの民謡

なんだかとっても癒されるり

民族衣装も可愛いらしいですよね


林檎&西洋梨のクネオ特産品図鑑!?なんかもあったり。

アート感たっぷり!


良質な水が湧くピエモンテ山岳地帯では、地ビール醸造も盛ん。

このイベントでも多数出店有り。ボトルもポップで飲みやすい Sor A’ La MA’のビールも!

これはスーザ渓谷(トリノ県)で造られており、手前の緑ラベルのが栗ビール。



クネオ県内の大きなイベントでは、リグーリアからフォルノ(オーブン)持参で出店しに来てくれる焼き立てフォカッチャの屋台。

写真下のがストラッキーノチーズたっぷり!とろける!「フォカッチャ・ディ・レッコ」。オーブンから出るや否や売り切れ~。


フォカッチャ屋台では、リグレ(リグーリア)のソウルフード、ファリーナータ(ヒヨコ豆粉の薄焼き)も。
リグーリア出身の旦那を持つ私にとり、有難い出店なのです!


10月は秋の味覚を味わえる見本市がイタリア各地で開催されています。

地方を訪ねて見る旅も面白いですよ!

秋、ページオ渓谷便り


秋色に染まり始めた私が住むページオ渓谷。

黄、橙への紅葉のグラデーションがなんとも鮮やかでぬくもりを感じられる大好きな季節到来。


そして忘れてはいけないのが、秋の醍醐味!フンギ・ポルチーニ!

このきのこ、主には栗の木の周りに生えるもので、栗の木がすぐ裏手にある我が家周辺はまさにポルチーニの宝庫。

近所の食材店には、採りたてほやほやのきのこが、レジの横へど~んと並べられています。

私が住むページオ渓谷のポルチーニは、クオリティーの高い良質なきのことし、星つきのシェフもわざわざ買い求めに来るほど。

今年は、なんともきのこに適した気候であったため、にょきにょきと・・・・わんさか生えて例を見ないほどの量なため、「クネオ渓谷郡のきのこ」の記事が新聞にでかでかと取り上げられたほど!

きのこが採れるこの界隈での諺で、「きのこがよく採れる年はその冬雪が沢山降る」と言い伝えられています。

この諺を教えてくれたおばあちゃん、「今年は寒いで~」とのこと。

今年はスキーを楽しみたいと思っている私にとって、積雪予報、大いに期待大です!


家の前にもほらっ!

美味しそうなんだけどぉ・・・・・。

半信半疑の食材は絶対口にしない主人。

勿論我が家の食卓にあがることはありません。

通常茸狩りをするのは、川で釣りをするのと同じように自治体に申請し、許可書を受け取らないといけないので、公にはきのこ狩りは出来ないのだけれど・・・・・。

我が家の裏手のプライベート敷地内の森の中を散策して見つけた~くらいならいいでしょってことで、きのこ狩りへいざ出陣!

きのこ狩り名人がたくさんいるこの界隈 (この時季、きのこ狩りをし食材店などへ卸して生活の足しにしているおじさま方が、登山リュックからはみ出しそうなきのこをいっぱい詰めて、下山してくるのも見かけたりします。)

そんな名人たちに根こそぎ採られているので、ど素人の私が簡単に見付けることは出来ず・・・・。

でも見たこともない、珍しいきのこを何十種類も見れて、気づけばそっちを見付けて写真を撮るのに夢中になっていましたよ。

絵本に出てくるような、真っ赤や黄色や紫のやら・・・可愛らしいものもたくさん生えてて・・・。


これはどうやら、火をよ~く通して食べることが可能(生では駄目)が

MAZZA DA TAMBURO(大唐傘茸)というらしいのですが・・・・。

フランスやイタリアでは、採ったきのこが食べられるのかどうか、そういう専門家がいる薬局へ持参していき相談してみるというのがありますが、ここまで種類豊富で、傘の部分がポルチーニにそっくりなのも散策していて見かけたので、知識を持ってきのこ狩りに行かないとほんと危険なような気がします。

現に2年前家の前のオジサンも、近所で見付けたポルチーニ(だと思って)を持って帰り、ソースを作って食したところ、その晩大変な事態に陥り、真夜中に救急車で運ばれちゃったんだよね。


って事で近所のレストランへポルチーニを食べに!

ここで40年程家族で営んでいる、ここの食材のことをよ~く知っているシニョーラが作ってくれる温かい家庭料理。

ザ・イタリアンマンマの味

定番手打ちパスタと、とれたてきのこがふんだんにが入った一品。

このきのこのしゃきしゃき感!

う~ん、まさにkm0!地産地消万歳です!

そしてこのきのこふんだんのプリモ・ピアット、なんと5ユーロ(約500円)、なんとも良心的な価格です


食欲をそそられる彩が町中のあちこちで見られるようになりました。

季節の旬の食材も上手に取り入れつつ・・・・皆さんも冬への健康管理気をつけてくださいね。


我が家にも、今冬用の暖炉の薪、FAGGIO(ぶなの木)が近所の材木店から運ばれてきましたよ。

300kg注文したそうです。

それをトラクターで家まで持ってきてくれるのですが、ガレージに薪を流しこまれ、そこからは自分たちで、倒れてこないように並べないといけません。

ちょっと大変な作業ですが、これも冬に入る前にやっておかないといけない事のひとつ!

だいぶ山暮らしが馴染んできた今日このごろです。

メラヴェイユ渓谷~メルカントゥール国立公園 フランス~


南ピエモンテからニース方面へ下る道、昔塩の交易路として栄えていたタンド峠を越えたら広大なメルカントゥール国立公園があります。
メラヴェイユ(伊語ではメラヴィリア)とは、「感嘆、驚異なる」を意味する、ヨーロッパ隋一の壁画がある渓谷。今年の夏の終わりの素敵な想い出、充実感たっぷりの気分転換できた登山となりました。



ロッジのある山頂(2116m)目掛け、標高差800mほどの登山の始まり。
通りすがりの挨拶は登山のマナー。皆とても清々しい笑顔。
山で出会う人ってほんと気持ちいい挨拶と表情してて、毎回すれ違うのが楽しみでもあります。
この渓谷は傾斜が緩やかで、湿度も低く比較的歩きやすい登山道でした。


風の音と鳥のさえずりのみが聞こえてきます。
この渓谷も1947年まで、イタリア・クネオ県のものだでしたが第二次大戦敗戦時、フランスに領土略奪されてしまったのです。


南仏で日常的に飲むワインといえばロゼ!飲みやすく軽やかなんですよね。陽光にかざすとサーモンピンク色になってとっても綺麗☆
クネオ渓谷郡側(イタリア・ピエモンテ州)だと、ロッジに用意してある赤ワインは、バルベーラが定番。
どこの国のロッジも定番ワイングラスはこれ。
「ゴット」 リグレ(リグーリア人)はこう呼んでいるので、私もこのように呼び慣れ親しんでいるちっちゃいガラスのコップ。
毎回山小屋での腹ごしらえを楽しみにしているのですが、ここではオムレットとサラミの盛り合わせが定番のようでした。
ピエモンテの渓谷郡のロッジでは、ポレンタとアルペンチーズを混ぜ合わせた、ポレンタ・コンチャが定番で、私はこっちのほうが美味しいし、温まるし、腹持ちも良いし好きだな。



紀元前1800年頃に農作や財産の無事を祈り、神に捧げられたものではないかと考えられているとのことですが、本目的が未解明で数多くの箇所は調査中。
これらの壁画も自分たちで歩いて探さないといけません!
赤褐色の滑らかな岸壁(鉄分や硫黄を多く含み、彫刻しやすかったため)、太陽光線に当たる面が謎解きの手掛かりです。
子牛や角、武器や用具・・・・屋外にある有史以前の彫刻として、ヨーロッパで最も古いもの、広大な壁画がある不可解な渓谷、メラヴェイユ。
鉄釘を使い、これらの壁画を残したのは、先住民族でもあったリグーリア人なのだそう。


アルプスの雪解け水によって出来る小さな湖がいくつも点在していて実に神秘的。
邪念を消して無心で精神統一、そんな言葉がぴったりな場所。
宗教上、山は崇拝、信仰の対象、神そのものであると譬えられる・・・吸い込まれそうな静寂さがここにあります。
禅をする感覚にすごく似てるのよね。

地殻変動・・・雨風の浸食・・・自然の偉大なオブジェ。
多くの芸術家にインスピレーションを与えてきた山々、まったくもってその通り、圧巻です。

登山~壁画探索~下山で10時間ほど歩きっぱなしでしたが、当分この感動の余韻に浸ってました。
ここは行く価値のある登山場所としおすすめです。

グラッツェ・マンマ☆母へ感謝☆


昨日の第2日曜日は日本でもイタリアでも母の日とされている。

同じくスイス、ドイツ、ベルギーなども昨日が母への感謝の日。

お隣フランスでは5月の最終日曜日に祝うそうだ。

昨日の南ピエモンテ、生憎天気はどんよりしていたが、お菓子屋さんのショーウインドーは

「FESTA DELLA MAMMA(母の日)」用の可愛い飾付けがされており思わず立ち止まり、

見とれてしまった。

勿論私が大好きなベビーピンクでもあったし・・・・。


とある方のツィッターでのつぶやきにて、母についてのこの一文 妙に心に響いた。

その一文を皆さんに紹介したい。

マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆

イタリア語でお母さんとはMAMMA(マンマ)。

M=MADRE  (母)

A=AMICA    (友)

M=MOGLIE   (妻)

M=MERAVIGLIOSA  (素晴らしい)

A=AMOREVOLE    (情愛深い) 

マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆マルキラ☆

素敵な一文で妙に心に響いた。

私にとり名言のうちの一つに入る程、

母という偉大な女性像の表現方法だなと。

遠距離生活をし、母親孝行が毎年出来ず悔やんでしまう日でもあるが、母への感謝と、

自分もいつかは子を持つ親としてこのような素敵なマンマになりたい!

と自分の将来像を夢見る!?いやいやしみじみ思える5月の第2日曜日。

 グラッツェ・マンマハート

春を告げる個性派野菜


4月は藤の花が町中に咲き誇り、甘い優しい香りが漂っていた。そうこうしてるうちあっという間に5月に入り、メルカートにも八百屋にも芽吹いて実った春野菜が勢ぞろい。


これこれ、私の春野菜の好物、ホップの新芽。
南ピエモンテこの界隈では、ユーベルティーヌという名で親しまれている。イタリア語ではLUPPOLO(ルッポロ)。野生のアスパラガスとも呼ばれている。
春先一瞬出回るだけでの旬食材で、この食材だけはメルカートの八百屋でもなかなかお目にかかれない・・・。なので見つけたら即買いせずにはいられない旬食材でもある。
シャキシャキ感がたまらないので、オリーブオイルとにんにく(アーリオ・オーリオ)で軽く炒めるのが好き。


4月中旬から出回り始めるのが、このソラマメ。
イタリアでは生食。日本のソラマメより豆が小粒で、細長いのが特徴。
ちょっとほろ苦くて、サラミやチーズのように塩味がきいた食べ物と組み合わせたり、塩につけながら食べるのが主流。
イタリアで迎えた初めての春、莢ごと手渡された時、「本当にそのまま?大丈夫???」って不信感を抱いたが、今となってはこれを食べないと春の訪れを感じられない、なんとも病みつきになる逸品となってしまった。


このソラマメには、クセがあり塩気のきついペコリーノチーズ(羊のチーズ)を合わせたりするが、私は地元産のチーズやサラミをチョイス。
ピエモンテのサラミは、ブラックペッパーが効いたのが特徴でもあるし、程よい脂肪分が口の中でとろける。


地元ピエモンテ州クネオ県産のチーズ、TESTUN(テストゥン)。
牛、羊、山羊で作られた混合乳チーズで半硬質タイプ。
最低熟成期間4ヶ月からで、重さ5~7kg、大きさ30~35cmとかなり大きめ。
名前のTESTUNとは、ピエモンテ南部方言でイタリア語ではTESTARDO、TESTA DURA、直訳すると石頭、頑固者。
表面の皮はガチガチに固いのだけど、切ってみると案外柔らかく、味わいも実に円やかで食べやすい。
こんな名前を付けられて、ちょっと気の毒なチーズ・・・。


TOMA(トーマ)チーズ。ピエモンテ州全域で作られているチーズで、原料は牛乳が基本だが、地域又は工房により山羊、羊の乳を加えたり、大きさや形、熟成期間も異なる。
TESTUNが柔らかい味なので、もうひとつはちょっとピリ辛なTOMA STAGIONATA(トーマ・スタジョナータ)、熟成チーズをチョイスした。
ポー川源泉地のモンヴィーゾ山ポー渓谷の入り口にあるマルティニャーナ・ポー村産、サルッツォ近郊で作られているものにした。


食用とし大事に育てている家の下の老夫婦のモスカート(マスカット)の新芽もグングン成長しているし・・・・


家の周りの新緑もどんどん濃く色づき始めている5月上旬の南ピエモンテより。

Proudly powered by WordPress | テーマ: Baskerville 2 by Anders Noren

ページ先頭へ ↑