HAPPY WEEKEND

先日の日曜日、友人からのランチのお誘いがあり、彼らお薦めの三軒茶屋にあるイタリアンレストランへナイフとフォーク
東京日曜日は、気持良い晴天で絶好のランチ日和。
日曜日に・・・久々こんなにゆっくりWハートまったりWハートご飯できたの。
そしてその友人とは、MIXIを通じて知り合ったマイミクさんなのであります。
他にも、MIXIを通じて知り合った方々が、イタリアの私が滞在していた所まで遊びに来てくれたり。
ネットを悪用して奇妙な事件が多々ありますが、私にとってMIXIやBLOGでお知り合いに慣れた方々とは、情報交換や、写真共有も出来るし大事にしていきたいなぁって思っていますので、これからも宜しくお願いします。


さてさて、本題のランチですが、前菜とパスタを選択できるとゆうプリフィクススタイル。
ワインも前菜には、シチリアの白ワインをセレクト。CUSUMANO(クズマーノ)社の、国際品種シャルドネ種と、シチリア土着品種インゾォリア種で造られた、アーモンド香に溢れた、ミネラル感たっぷり、バランスのある白を。

それからパスタには、私が最近はまっている、プーリア州のD.O.C.プリミティーヴォ・ディ・マンドゥリアの赤ワインを。
ワインの生産量では、シチリアと1、2を競うほどのプーリアワイン。昔はテーブルワインとし、ディリーワインで定着していましたが、ここ最近品質も向上しています。
このプリミティーヴォは、プーリアの南方、サレント半島で栽培されていて、カリフォルニアの同属品種 「ジンファンデル」の名の方が世間には広がっていますよね。

プーリアにワイン造りが持ち込まれたのは、紀元前14世紀以前とされていて、葡萄栽培が本格的に普及され始めたのが紀元前8世紀頃といいますから、プーリアワインの歴史の重さがひしひしと伝わってきます。

このワインに魅かれているのはのは、何といっても香りの良さ音譜音譜
一言でゆうならば・・・熟成されたチェリー。
本当に甘酸っぱいジャムのような芳香。
味わいもエレガントで深みがあり、かつ複雑みを帯びてて、舌触りが柔らかいのですワイン


プーリアワインの楽しみ方!優しい果実実と渋味が穏やか!
最近イタリアワインを飲んで感じる事・・・それはワインの味とその土地の人柄って似ているのかなって。
環境って大事ですよね。
あ~っ。太陽いっぱい浴びたいはっぴ

今回お邪魔した三軒茶屋のIL PIATTOさん
http://ilpiatto-tokyo.jp/

ワイン会 ~トスカーナの夕べ~

“Il piacere del vino italiano”

~F.I.S.A.R.協会とセッテベッロによるトスカーナの夕べ~
かつて古代ギリシャ人は、イタリアのぶどう栽培の条件の良さに感動し「ワインの大地」と称えました。長靴のような細長いイタリア半島、そして長い歴史の中から生まれ育まれてきたバラエティー豊かなワインの世界へようこそ!

トスカーナ州・・・花の都フィレンツェを中心に、シエナ、ルッカ、ピサなどの歴史ある都市を持ち、オリーブ畑、葡萄畑のなだらかな丘陵が美しく連なり、温暖で穏やかな気候風土と良質な食材に恵まれて数々のトスカーナ料理と、世界的にも有名なトスカーナワインを生み出しました。

今回はF.I.S.A.R.協会とセッテベッロによるトスカーナの夕べと題し来る9月10日、期間限定でしか食べられないセッテベッロのトスカーナ限定ディナーコースに、トスカーナワインを飲みながら、ワインに合う料理を語り・・・楽しみながら・・・トスカーナの夜を一緒に過ごしましょう。

1 piccolo antipasto misto “3 tipi di crostini e panzanella,polpo alla livornese”
 小さな前菜の盛り合わせ”3種のクロスティー二とパンと野菜のサラダ、たこのリヴォルノ風”
  abbinamento “vernaccia di sangimignano 07 la rote”
 ヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノ 07

                           ラ ローテ 社

2 filetto di maiale alla porchetta su insalata tiepida di cipolle al sale con battuto di aglio prezzemolo.
豚フィレ肉のポルケッタ、玉ねぎの岩塩焼きのサラダ添え、にんにくとイタリアンパセリのソースで 

abbinamento “rosso di montepulciano 05 lombardo “
 ロッソ ディ モンテプルチャーノ 05

                        ロンバルド 社

3 pappardelle della casa al sugo d`anatra
自家製パッパルデッレを鴨の煮込みのソースで

abbinamento “chianti classico 05 montesecondo”
 キャンティークラッシコ 05

                        モンテセコンド 社

4 stufato di cinghiale di “ootaki” alla chiantigiana
大多喜産 猪の煮込み キャンティー風

  abbinamento “brunello di montalcino 04 castello banfi “
 ブルネッロ ディ モンタルチーノ 04

                        カステッロ バンフィ 社

5 zucotto e biscotti di prato
 ズコット と プラート産ビスケット
  abbinamento “vin santo”
 ヴィンサント

お一人様 9,500円 (税込)

リストランテ 7BELLOの詳細
http://7bello.jp/info/index.html

ワイン会のご案内

イタリアワインを専門とするワイン商社AVICOがお届けする、今年入荷された素晴らしいイタリアワインを味わう会のお知らせです。

ワインアイテム

Le Contesse- Prosecco NV

Guido Marsella-Falanghina 07

Balgera-Valtellina 99

Albani-Costa del Morone 03

Elio Sandri-Barolo 01

* ブッフェスタイル *

会費 5,000 円(税込み)

日時 
8月31日(月) 19:00~

場所
表参道 「オフィチーナ ディ エンリコ」

  渋谷区神宮前4-26-2
  TEL:03-3401-7262

AVICO

東京都港区赤坂8-13-23 菱興赤坂マンション204号 〒107-0052

Ryoko Akasaka Mansion #204, 8-13-23 Akasaka, Minato-ku, 107-0052 TOKYO JAPAN

Tel. 03-5771-7223 Fax. 03-5771-7138

旬の味届きました

一昨日、思わぬプレゼントが届きました。

地元尾道の昔からの友人からのお中元とし、広島県産の葡萄を頂いたのです。

箱を開ける前から本当に良い香りが漂っていて、アロマテラピーのように芳香療法に使いたいなって思ってしまう程、食べるのがもったいなくなってしまいました。

頂いた葡萄は、広島県福山市にある葡萄畑、沼隈ぶどうで、ピオーネ(左)と瀬戸ジャイアンツ(右)。
両方とも何とも食べ応えのある葡萄で、甘み、香り、水分のバランス合格

沼隈葡萄とは昭和47年、日本で最初に種のない大粒葡萄「ニューベリーA」の実用化に成功してからというもの、沼隈葡萄生来の沼隈葡萄農家の技術の高さ、品質の良さも手伝って、ますます全国的に高い評価を受けるようになりました。
(沼隈ぶどう専門店 リカー&フーズ たなか ホームページ参照)

全国発送もされている沼隈ぶどう
皆さんも一度味わってみてはいかがですか。
http://www.numakumabudou.com/

真実はワインの中にある!

社名のVINUM<ヴィヌム>とは・・・・葡萄の樹から造ったお酒すなわち、ワインとゆうラテン語に由来する呼称です。
葡萄の樹はラテン語で、VITIS<ヴィティス>。
だから今でもヨーロッパ系葡萄属は、VITIS VINIFERA<ヴィティス ヴィニフェラ>、米系を VITIS LABRUSCA<ヴィティス ラブルスカ>と呼ばれています。

     WINE<ワイン>・・・・・・英語
     VINO<ヴィーノ>・・・・・イタリア、スペイン語
     VIN <ヴァン>・・・・・・・フランス語
     WEIN<ヴァイン>・・・・・ドイツ語
     VINHO<ヴィーニョ>・・ポルトガル語
     WIJN <ウェイン>・・・・オランダ語

現在各国で使われているワインとゆう言葉は、全てVINUMから派生された言葉です。

だから・・・VINUMのロゴマークを葡萄としたのです。

キャッチフレーズとし、<IN VINO VERITAS>意味は、
<真実はワインの中にある!>

ワインを一緒に飲むとゆう、お酒の席で、交わされる会話こそが本音である、ワインを飲むと、本性を表し真実を語り始めるという、イタリアでは頻繁に使われる諺の一つです。


ワインに関する諺は、その他にも・・・
メモBUON VINO FA BUON SANGUE.
<ヴォン ヴィーノ ファ ブォン サングエ>
良いワインは良い血をつくる
(直訳すると、ワインは健康のもと)

メモNON CHIEDERE ALL’OSTE SE IL VINO DELLA SUA CANTINA E’ BUONO.
<ノン キエーデレ アッロステ セ イル ヴィーノ デッラ スア 
カンティーナ エ ヴォーノ>
飲み屋の亭主に店の酒がうまいか聞くな
(直訳すると、わかりきったことを聞くのは野暮)

そして、今デラウエアが旬の時期を迎えていますよね。
このデラウエアは、北アメリカ東部原産とされ、日本には明治時代初期にアメリカから導入されたそうで、山梨の葡萄品種<甲州>より生産が安易で栽培しやすいそうです。

西日本に住んでいた頃は、島根県産のデラウエアを口にする方が圧倒的に多かったような記憶がありますが、東京では、山梨産のデラウエアがもっぱら出回っていますね。

先日、知人宅で食後にデラウエアを頂いた時の事、「皮はこっちに置いてね」と別のお皿を渡されました。
「そうだ汗日本ってあんまり葡萄の皮まで食べないんだよね!!
と思い出したのでした。

イタリア(海子作イタリアイタリア(海子作で初めて生食用の葡萄を食卓に出され、葡萄の皮をお皿に出していると、
「なんで食べないのよ目」と驚かれたものでした。

食文化の違いって恐い汗とゆうか・・・そこが各国の料理や、食しかた、食文化をますます知りたくなる面白いトコなんですよねサチ

我が家では、旦那さまに葡萄を出しても、さすがイタリア人、きれいに皮まで食べてます。
そうゆう私も、いつの間にか葡萄の食べ方は、イタリア式になってしまったんですけどねべーっだ!

お知らせ

梅雨明けの暑さは、またひとしおに感じられますが、皆さん如何お過ごしですか?

さて、ジュゼッペ・ガラッシーノを代表取締役とし、このたびF.I.S.A.R.(イタリア・レストラン・ホテル・ソムリエ協会)を主体とするワイン、クッキングスクールの運営、ワインセミナー、経営コンサルティング業務等とする新会社
VINUM株式会社を設立し開業のはこびとなりました。

これからも、イタリアワイン、イタリア料理の魅力を伝えていきたいと思います。

このたび、初めての試みとし「ワイン講座」を、西麻布にありますイタリアンレストラン「マリオ・フリットリ」にて7月29日より開催予定です。

まずは略儀ながら、書中をもちましてご挨拶いたします。

                ガラッシーノ  三詠

メモマリオ・フリットリでのワイン講座の詳細はこちらまで・・・・
http://www.fisar.jp/eventi_JP.htm

逃避する女

太陽の燦々と輝く南イタリア、シチリア島。そのシチリアワインで、昔から大好きなワイナリーがあるんです。

何といっても、味、コストパフォーマンスの良さそして、何とも言えぬ奇抜なデザインのラベル。

そのワイナリーの名は、「DONNA FUGATA(ドンナフガータ)」。このワイナリーは、パレルモ県から、内陸へ80KM程の、コンテッサ・エンテッリーナとゆう場所にあります。

ドンナフガータとゆう名称は、タイトルにもあるように、「逃避する女」を意味し、その名称は1799年のナポレオンが仕掛けた、第二イタリア戦争に遡り・・・・ナポリ王国のブルボン家、フェルナンド四世の妻、ハプスブルグ家のマリア・カロリーナ王妃が、ナポレオン軍の襲来を恐れ、このコンテッサ・エンテッリーナの宮殿に逃避したとゆう物語に由来するものだそうです。


これは余談になりますが・・・・・ローマ帝国時代より、南イタリア(特に、ナポリが州都のカンパーニャ州と、シチリア)のワインは、豊かな陽光と、最良の土壌から、品質が良い長持ちする葡萄を産出する、名産品と称賛されていましたが、近世のナポレオンの侵略と、それに続く、イタリア王国統一により、北イタリアへ、政権、富の略奪とともに、南イタリアに根付いていた土着品種を、北イタリアのワインの改革のため、ブレンド用に買い取られたとゆう悲惨なストーリーもあります。


これらは、彼らが造っている赤ワイン。ネロ・ダーヴォラ種、カベルネ・ソーヴィニヨン種、メルロー種、シラー種の黒葡萄が使用されています。

その中でも好きなのが、左端の MILLE E UNA NOTTE (ミッレ エ ウナ ノッテ)。

MILLE E UNA NOTTEは、ネロ・ダーヴォラ種90%使用されて、フレンチバリックで、16か月熟成後、瓶熟成を12カ月。

菫や、ブラックチェリー、それからスパイシーな香りも・・・・程良いタンニン、余韻は持続性有り。

MILLE E UNA NOTTEとは、日本語で千夜一夜物語。

ラベルのデザインは、先ほどの、王妃が逃亡の際、隠れていた宮殿をモチーフに描かれており、そして、その右隣のラベルに描かれている女性が、千夜一夜物語の主人公とゆうことだそう。

ワインを味わうだけでなく、そのワインに付けられた名称、ラベルに纏わるエピソードやデザイン、そういった事も知りながら飲める楽しさが、イタリアワインにはありますよね。

陶酔できるグラッパとは・・・・

イタリアの食後酒とし、「グラッパ」とゆう飲み物があります。
消化を助ける酒とし、イタリアではポピュラーなもので、葡萄の搾りかす(イタリア語で、VINACCE=ヴィナッチェとゆう)を発酵させ、アルコールを蒸留して造るお酒で、日本の酒税法では、ブランデーに該当されます。

ブランデーとの違いは、グラッパは葡萄本来の香りを残し、素材の風味を楽しむもので、それに対し、ブランデーはワインそのものを蒸留させ、長い年月、樽熟成させ、琥珀色と芳醇な香りを味わうことができるものです。

グラッパはアルコール度数40度以上のものがほとんどで、水や氷で割られることもなく、ストレートで飲むのが主流なのですが、イタリアのレストランで食後酒を勧められても、はっきり言って苦手で、飲み干したエスプレッソコーヒーのカップの底に溜まった砂糖に、グラッパを数滴たらし、スプーンで掬って味わうとゆうのが、私流グラッパの味わい方でした。

ですが、ピエモンテ州、アスティ県にある、ニッツァ モンフェッラートとゆう小さな町の蒸留所で造られている
「BERTA」のグラッパは、美味しいやじるしと思った一本で、機会があり、この蒸留所に連れて行ってもらいました。


「DISTILLERIE」 はイタリア語で、蒸留所。
EUワイン法では、蒸留所では、ワイン醸造は法律で禁じられています。

応接間より・・・・・その光りの向こうには

一面に広がる葡萄畑



葡萄の搾りかす。彼らの造るグラッパの一部は、葡萄を自社畑で栽培し、契約している醸造家に販売し、その搾りかすを買い戻すとゆう形態もとっています。
さてこのグラッパとゆう名は、イタリア語の 「GRAPPOLO=葡萄の房」、北イタリアヴェネト州にある、バッサーノ デル グラッパ とゆう町の名からとゆう、二つの有力な説があります。

単式の銅製蒸留器


目が覚めるような強烈なインパクトを醸し出すワインセラー



私の大好きな、「トレ ソーリ トレ」
あのバローロワインを造り出す、ネッビオーロ種の葡萄の搾りかすから造られる高貴なグラッパ。
彼らが造り出す数あるグラッパの中でも、この品の個性と品質の高さは素晴らしい!

一般のグラッパは、蒸留後、ステンレスタンクに熟成され透明色ですが、これはフレンチオーク樽のトロンセなどの新樽を使用し、その樽の成分がグラッパに溶け込んで、このような琥珀色、バニラのような甘い芳香が加わり、「妙味」と言えるものに仕上がっています。

ワインに付け加え、このように五感で楽しめる飲み物にますますのめり込んでいます。

甘美で妖艶なエロス


GUSTAV KLIMT (グスタフ クリムト)  1862年~1918年
ウィーン近郊に生まれ、オーストリアにおけるアールヌーボーの代表者と呼ばれています。
上の作品を観た時に、インパクトかつ何とも言えない儚さを抱いた衝撃的な作品でした。
「接吻」と題されたこの作品。モデルは彼クリムト本人だといわれており、
彼の描く作品に多用されたテーマは、「ファム・ファタル=宿命の女、魔性の女」。
外面的な美しさと内面に秘められたミステリアスな女性の魅力、彼の観察力もさることながら、惹き付けられるものがあります。

そして彼がもう一つ追及していたテーマは、エロスとタトナス・・・・・所謂「生と死」。
人間とゆう存在の根源に触れ、金箔がふんだんに使われている彼の作品は、豪華絢爛でいて、そして儚い雰囲気を醸し出しています。

私は彼の作品を鑑賞するたび、不思議な世界へ引き込まれるのです。

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